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モテの条件はビッチ? やさしい=エロい!? 江戸時代の恋愛事情【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2015年10月18日 11時30分

モテの条件はビッチ? やさしい=エロい!? 江戸時代の恋愛事情【恋占ニュース】

モテの条件はビッチ!? 江戸時代の恋愛事情

男女問わず、「どんな人がタイプ?」と聞かれたら「優しい人」と答える人は多いはず。
優しさの定義についての細かいことは抜きにしても、誰だって大切に扱われたらうれしいものですよね。

まあ、時にはその優しさが誤解を招き、好きでもない相手に勘違いされてしまう、なんてこともあるわけですが。

≪やさしい女はエロかった?≫

現代女性に求められているのは「細やかな気遣い」や「おおらかに包み込む優しさ」ではないでしょうか。
それが簡単にできりゃ苦労はしないのよ…なんて思いは、ひとまず置いといて。

昔々…江戸時代以前における女性にも、当然優しさが求められたわけですが、当時の「やさしさ」という表現は、「艶」という意味合いがとても強かったのだそうです。

え?それってもしかして、エロい女が好まれたってこと?
「艶」という漢字の成り立ちそのものが情事を示しているくらいですから、当時のモテ女は相当お盛んだったに違いありません。

≪いい女は「好色」な女?≫

日本史学者・中野節子氏の著書『女はいつからやさしくなくなったか 江戸の女性史』(平凡社)によると、江戸時代初期までの「やさしい女」とは

・ 気高く
・ 風流や雅を理解し
・ 人の機微に敏感で
・ 男性の誘いを無下に断らず
・ 恋愛の趣や情事を楽しむ

そんな女性だったそうです。

「好色」という言葉も、現代では「ふしだら」という悪いイメージで使われますが、この時代には「いい女」の条件であり、こうした粋な女性を表す言葉だったとか。

家庭的であるかどうかなんて問題視されてはいず、とにかく風流を解するかどうか、恋愛やエッチを楽しめるかどうか、に重きが置かれていたのだそう。

現代もこういう女性はいるにはいるのでしょうが…一部の男性には受け入れられないかもしれませんね。

≪時代で変わる女性のポジション≫

さて、江戸中期になると、儒教の影響でそんな「エロ優しい」女性はイカン、ということになってきます。女は貞淑!結婚したら倹約に励んで家を守り、夫や家族に尽くすべきだ、と。

そして、明治維新で西洋の価値観が入ってくると、今度は「結婚するまで処女!一生を一人の男に捧げるべし」「男は外で働き、女は家を守る」みたいな、「貞節」「貞淑」「女=家の存続のための存在」という考え方が根付きました。

歌を詠み、楽器を嗜むよりも、家事炊事裁縫!男性の三歩後ろを歩き、恋愛だってひたすら受け身(与謝野晶子など例外もいますが)。

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