モラハラ、パワハラ…被害者にならないために!ハラスメントを心理学で分析【恋占ニュース】
ココロニプロロ / 2016年9月2日 10時45分
モラハラ、パワハラ…被害者にならないために!ハラスメントを心理学で分析
比嘉愛未さん、ミムラさん、佐々木希さんが三姉妹を演じることで話題の映画『カノン』が10月に公開予定。
娘たちの成長と母との絆を描く本作では、トラウマやアルコール中毒など多岐に渡る問題を扱っています。
その中でミムラさんが演じるのはモラハラ夫との関係に苦しむ長女。
昨今「○○ハラスメント」という言葉をよく耳にしますが、実はそれがどんなものか知らないという方も多いのでは。
そもそもハラスメントって何でしょう?
意味合いとしては、「嫌がらせ」「いじめ」となります。
でも「嫌がらせ」や「いじめ」をすることがハラスメントかというと、違いますよね。
一般的に認識される「嫌がらせ」や「いじめ」をする人とハラスメントをする人の大きな違いは、「自覚しているかどうか」。
前者は意図的ですが、後者はほとんどの場合自覚がありません。
相手を不快にさせ、時に尊厳を傷つけ、あるいは不利益を与えることに気づいておらず、それどころか本気で「相手のためにしている」と思っていることが多いのです。
一方、「ハラスメント」を受けている側は、自分で自分を責めてつらい思いをしています。
なぜこのようなすれ違いが起こるのでしょうか。
仮にあなたの気になっている人が、第一印象は「物静かで穏やか」だったのに、一緒に過ごす中で情熱的な一面を垣間見たとします。
通常なら、
「この人は穏やかだけど、けっこう熱血な一面も持っているんだな」
と認識を改めますよね。
自分が抱くイメージは絶対的なものではないので、実際はどうであるかを知った際にその都度、調整するのが人付き合いというもの。
しかし中には、現実を受け入れようとしない人もいます。
自分の認識を変えず
「そういう態度は、あなたらしくない」
「そういう物言いは、あなたに合わない」
といった言葉や態度で、相手の人格を決め付けるんですね。
このように自分の「思い込み」を相手に強要する行為が「ハラスメント」になるのです。
ではなぜ、「ハラスメント」をするのか。
それは、「相手を支配したい」という心理があるからです。
例えば、相手に「いい子」であってほしい。そうすればずっと、自分の手元で「都合のいい子」として扱える…そんな思いがハラスメントにつながります。
本来、人間関係というのは心と心を結びつけて絆を築くので、相手を支配しても絆は生まれません。
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