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「不倫のメカニズム」を心理学的に解説!本能以外の要因とは…?

ココロニプロロ / 2017年2月25日 10時15分

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「不倫のメカニズム」を心理学的に解説!本能以外の要因とは…?

『奪い愛、冬』や去年の『僕のヤバい妻』『不機嫌な果実』など、不倫をテーマとしたドラマって結構多いですよね。

また2014年に話題になった『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)の続編となる映画が、初夏に公開されるということでも注目が集まっています。

『昼顔~』で上戸彩さんが演じたような、貞淑な妻を演じながら不倫をする主婦たちは「平日昼顔妻」と呼ばれ、社会現象にまで発展しました。

■セクシャリティには3つの側面がある

よく
「男性が浮気するのは複数の雌と生殖して自分の遺伝子を残そうとする、雄の本能によるものだ」
という意見を目にします。

こういった本能による衝動は、不倫を引き起こす原因のひとつといえるでしょう。
ただ、それをいったら雌にも「より強い雄と生殖し子どもを残そうとする本能」があります。そのため本能だけを理由にしたら、すべての人間が浮気性ということになってしまいます。

しかし実際には、浮気をする人もいればしない人もいる。つまり、浮気をするかしないかには本能以外にも要因があるのです。

人間のセクシャリティ(性に関する行動や衝動)は心理学上、次の3つの要素から成り立っています。

・生殖
・享楽
・倫理

それぞれ、詳細に解説していきましょう。

■生殖について

「生殖」というのは、いわゆる種族繁栄・遺伝子保存のための意欲です。
端的にいえば「家族をもちたい」と思う気持ちそのもの。
このような思いは動物として基本的な本能であり、あらゆる生物が遺伝子レベルで持っています。

■享楽について

生殖への衝動があるとして、どんな相手であろうが見境いなく排泄するようにセックスしてハイ終わり、とはいかないでしょう。

相手が人間である以上、お互いのヒューマニティーを尊重する意識を持つのは当たり前のことです。
だから意識的あるいは無意識的に、最低限の礼儀や甘い雰囲気作りなど、共に過ごす時間が素晴らしいものになるよう行動しますよね。

こんなふうに相手と「楽しく幸せな時間を過ごしたい」という思い、これが「享楽」です。

■倫理について

ほとんどの人は、形成されたコミュニティの中でルールを定めて生活をしています。
例えば「人のものを盗んではならない」と法律で定められていますが、これはどんなに親しい仲間内の間でも暗黙の了解として適用されます。

このように他者との間に発生したルールを、理性をもって守る意識が「倫理」なのです。

■なぜ不倫する人がいるのか

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