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危険な三角関係にハマる?ほろ苦い恋を学べる「大人の恋愛小説」3選

ココロニプロロ / 2017年5月14日 18時0分

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危険な三角関係にハマる?ほろ苦い恋を学べる「大人の恋愛小説」3選

ラブストーリーは好きですか?それとも、恋愛ものはちょっと…という感じでしょうか?

若者向けの恋愛小説はひたすら胸キュンするお話が多いけれど、大人のための作品は一味違います。
そろそろ“大人の恋愛”がしたいなと思ったら、時間のあるときにじっくり読んでみましょう。

今回は女性作家が書いた三角関係モノをピックアップ。複雑に絡み合った恋愛関係って、いろいろ勉強になりますよ!

◆一組の夫婦+女子大生の三角関係

小池 真理子・著『恋』

超傑作との呼び声も高い『恋』の作者・小池真理子さんは、ご主人の藤田宜永さんともども直木賞を受賞しています。美人作家と言われ、エッセイ『悪女のすすめ』もベストセラーに。

『恋』はミステリー仕立ての作品です。軽井沢で女子大生・布美子が男性を射殺、さらに、もう一人の男性にもケガを負わせ、服役しますが、その事件に関心を持ったジャーナリストが、犯人である布美子にコンタクトを取って…というストーリー。

その殺人事件の謎も「えっ?」という結末なのですが…。
主人公の布美子は、文学部助教授・信太郎の翻訳を手伝うことになり、彼の妻・雛子とも親しくなります。
しかし雛子は恋に奔放で、夫公認の愛人が複数いる&信太郎もやりたい放題。

そして布美子は信太郎と関係を持ちますが、信太郎と雛子のどちらも愛しているという三角関係…。官能的な描写が多く、とても美しい小説です。

この作品は2013年に石原さとみさん主演でドラマ化され、話題になりました。信太郎は井浦新さん、雛子は田中麗奈さんが演じています。

◆ゲイの夫+彼の恋人+妻の三角関係

江國香織・著『きらきらひかる』

『東京タワー』『落下する夕方』『冷静と情熱の間』など、映像化された作品も多数執筆している江國香織さん。
アンニュイな雰囲気の美女、という印象の彼女の小説の中で、今回ご紹介する三角関係ものは『きらきらひかる』です。

親のすすめでお見合いをした妻・笑子はアルコール依存症で、医師である夫・睦月は同性愛者。お見合いの席で秘密を打ち明け合った二人は、お互いに納得して結婚しました。

やがて睦月の恋人・紺と笑子との間には、睦月を愛する者同士の友情が芽生えます。この三角関係は、嫉妬というより、不思議な連帯感や愛情で結ばれていくイメージ…。

1992年に映画化されていて、主人公の笑子は薬師丸ひろ子さん、夫の睦月は豊川悦司さん、恋人の紺は筒井道隆さんが演じました。睦月と紺のラブシーンもあるので、興味のある方はDVDでどうぞ!

◆年上の男+年下の男+女の三角関係

瀬戸内寂聴・著『夏の終わり』

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