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知っているようで知らない!月のかたちと見える時間の関係【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2015年4月9日 10時15分

知っているようで知らない!月のかたちと見える時間の関係【恋占ニュース】

月齢を知って、より旧暦をたしなんで

暦文化研究家・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?

旧暦をたしなみ、月の満ち欠けを意識した暮らしをしている人の中には、月の情報が載っている手帳やカレンダーを使っている人も少なくないでしょう。そこで今回は、「月齢」と「月の出入りの時刻」の表記についてご説明します。手帳やカレンダーなどに記載されている情報の意味がわかるようになると、月との付き合い方がもっと楽しくなるはずです。

月齢とは、人間でいう年齢のようなもので、新月(朔)から経過した時間を日単位で表したもの。生まれたばかりの赤ちゃんは0歳ですが、ひと月経過するごとに1ヵ月、2ヵ月といいますよね。それに似ていて、生まれたばかりの新月は月齢0.0で、1日ごとに1ずつ月齢が増えていきます。

ここでいう「生まれたばかりの新月は月齢0.0」とは、新月になった瞬間という意味です。
手帳やカレンダーを見ると、新月のマークは日付に対してついています。けれど天体はつねに動き続けているので、宇宙空間の中で位置を少しずつ変えています。厳密にいえば、新月とは1日の中での瞬間の現象。何時何分と時刻で示すことができるのです。

「新月の願い事」をするときは、新月の瞬間時刻から8時間以内に願い事を書き出すというルールがあるのだそうですね。その瞬間の時刻こそが「月齢0.0」です。

たとえば、1月1日0時0分が新月(朔)だとすると、その瞬間が月齢0.0。同日の12時0分は12時間経過したことになるので月齢0.5、1月2日0時0分は月齢1.0という具合です。また、月の満ち欠けの周期はおよそ29.5日ですから、月齢が50や100になることはありません。

満月以降、月の見た目は欠けていきますが、月齢はあくまで時間の経過を表したもの。欠けていく月の時期でも月齢は1ずつ増え続け、次の新月(朔)がくると0.0に戻ります。

ただし、次の新月の瞬間が0時0分とはかぎりません。さらに、月齢を定める時刻は任意です。
そのため、たいていの暦に記載されている月齢は正午を基準としていて、正午月齢といわれています。

日の出・日の入りの時刻は、前日と比べて大きく変わることはありませんよね。また、お昼過ぎに太陽が昇ってくるということもありません。一方、月の出は前日と比べて、平均50分ほど遅くなります。

ポイントとなる月相ごとに、おおざっぱに月の出入りを見ていくと、次のような具合です。

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