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4月にひな祭り?旧暦に合わせてこそ意味がある行事の楽しみ方【恋占ニュース】

ココロニプロロ / 2015年4月16日 10時15分

4月にひな祭り?旧暦に合わせてこそ意味がある行事の楽しみ方【恋占ニュース】

旧暦に合わせてこそ意味があるひな祭り

暦文化研究家・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?

お花見のピークが過ぎて、桜の花も散り始めました。自然界は少しずつ新緑のシーズンへ。4月19日(日)は旧暦3月1日にあたり、「弥生(やよい)」を迎えます。暦の上では春も末で「晩春」です。

旧暦3月の異称には、

・花見月(はなみづき)
・桜月(さくらづき)
・早花咲月(さはなさづき)
・夢見月(ゆめみづき)
・春惜しみ月(はるおしみづき)

などがあります。桜をはじめ、色とりどりの花が咲き乱れる春。その華やかさを楽しめるのは、一年のうちでほんのいっとき。そして、今年の春は一生に一度きり。幻想的な春の風景を、この目にしっかりと焼きつけておきたいですね。

さて、3月といえば「ひな祭り(桃の節句)」。ひな祭りは、ひな人形を飾って女の子の成長を願う行事です。しかし近年は、子どものためにではなく、大人になった自分のためにひな人形を買う女性が増えているのだとか。女性として生まれたからには、いくつになっても女の子ならではのかわいらしさや、乙女心を大切にしたいものなのかもしれませんね。

ひな祭りは人形だけでなく、ごちそうもつきものです。ここで、ひな祭りの代表的な行事食をご紹介しましょう。

・ひなあられ
蒸したもち米や豆を乾燥させて炒り、砂糖をからめたもの。昔は、炒るときに勢いよくはじけると吉、あまりはじけないと凶と占ったともいわれています。

・ひし餅
ひし形の餅を、下から緑・白・赤の順に重ねたもの。赤は疫病除け・魔除け、白は純潔や清浄、緑は邪気祓い、の意味が込められています。

・白酒
蒸したもち米に焼酎と麹を加えて醸造した、れっきとしたお酒です。だから子供は飲めません! 古くは白酒に桃の花びら浮かべた「桃花酒」が飲まれていました。

・草餅(よもぎ餅)
緑色の草餅は、邪気を祓うといわれています。古くはよもぎではなく、母子草(ごぎょう)が使われ、桃花酒と一緒に食しました。

・貝料理
ハマグリなどの二枚貝は、もとが同じ貝でないと貝殻がぴったりと合わないことから、貞操を意味します。ハマグリのお吸い物が一般的です。

新暦の3月3日はとっくに過ぎてしまいましたが、旧暦3月3日はこれから。今年は4月21日(火)です。ひな人形は飾らなくとも、せめて行事食のエッセンスを食生活に取り入れてみてはいかがでしょう。

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