毒親育ちが恋愛できない理由は?『過保護のカホコ』状態を卒業する秘訣
ココロニプロロ / 2017年8月12日 15時30分
毒親育ちが恋愛できない理由は?『過保護のカホコ』状態を卒業する秘訣
高畑充希さん主演のドラマ『過保護のカホコ』(日テレ系)が注目を集めていますね。
ヒロインのカホコこと根本加穂子は、今まですべて親任せに生きてきた箱入り娘。
ある日、同じ大学に通う画家志望の麦野初に「お前みたいな過保護がいるから日本が駄目になる」と批判されます。
自分は何がしたいのか?そんなことさえ考えたことなかった加穂子。
初の言葉は、今まで見えなかった加穂子の内面の扉を開く大きなきっかけとなったのです。
働いた経験のない加穂子は、「人を幸せにするための仕事がしたい」と、自分の中に秘めた願望があることに気づきます。
子どもが漠然とでも自分の進路や進みたいと思う道を見つけたら、親は応援するのが一般的ですよね。
しかし、加穂子の母親である泉は違います。就職活動より花嫁修業をするべきだ、と主張するのです。
さらに、初に恋心を抱く加穂子の変化を察知し、初と会わないように命じます。
泉にとって、加穂子は常に「自分が保護し愛玩できる存在」でなければならず、精神的に独立することを許そうとしません。
つまり、自立できないのは加穂子だけじゃなく、加穂子の母親である泉も同じなのです。
◆度がすぎるか過干渉はただの支配子どもが一人でもできることなのに、「危ないから」「何かあってはいけないから」といって不必要な援助を押し付ける、泉のような親はとても危険な存在です。
親側に悪意がなくても、やっていることは子どもの自信や自尊心を傷つける行為なんですね。
そのような過干渉によって、子どもは潜在的なフラストレーションを溜めることになってしまいます。
幸いにも加穂子はそのフラストレーションを爆発させ、「うるさい!うるさい!うるさい!」と、親に対して初めて自己を主張することができました。
過干渉を退ける、ということは大きな自立の一歩になります。
しかし、実際にはフラストレーションを溜めたまま、自分を主張できない子どものほうが多いのです。
そういった子どもは親に管理されていることに気づくことができず、ただ親の期待に応えることのみを考え、絶えず人の目を意識して、自分にいまひとつ自信が持てない…そんなパーソナリティが形成されてしまいます。
行きすぎた干渉は、子どもから「自分らしさ」を奪うだけに留まりません。
いつか大人として独り立ちしていくのに必要な学びの場をも奪う、「優しい虐待」であり「支配」なのです。
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