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結婚できないのは「恋愛至上主義」社会の弊害?非婚の時代に恋愛と結婚を考える

ココロニプロロ / 2017年8月16日 17時8分

結婚できないのは「恋愛至上主義」社会の弊害?非婚の時代に恋愛と結婚を考える

結婚できないのは「恋愛至上主義」社会の弊害?非婚の時代に恋愛と結婚を考える

3組に1組の夫婦が離婚していると言われる今の日本。また、未婚率も年々上がり、社会問題になっていますよね。こうした未婚率や離婚率の高さの原因は何でしょうか?

現代社会における恋愛と結婚のあり方、両者の違い、“恋愛至上主義”社会と結婚の関係などについて検証していきます。

■未婚率や離婚率が高い原因は?

お見合い結婚が一般的だった時代は、自分の感情に関係なく夫婦になるのが当たり前。ふたりの間に愛がなくても、周りの人たちのお世話や紹介で出会って即結婚というケースは珍しくなかったようです。

中には、男尊女卑的な考えを持つ男性や浮気性の男性と結婚しても、文句を言うことすら許されず、生涯、耐え続けた女性もいるでしょう。

一方、現代は「結婚相手=愛する人」と捉える“恋愛至上主義”社会。出会った後に一定期間の交際を経てプロポーズ、そして結婚という流れが一般的ですよね。

魅力的に思えますが、ひとたび恋愛感情がなくなってしまうと一緒にいる理由がなくなり、交際をやめたり離婚を考えたり。
日本の未婚率や離婚率の上昇の一因は、この恋愛至上主義かもしれません。

なお、恋愛結婚では約4割の夫婦が離婚している一方、お見合い結婚したカップルの離婚率は1割程度というデータもあります。

■恋愛と結婚は違うの?

よく話題になる、恋愛と結婚の違い。このふたつは別ものと切り分けて考えたほうがいいのでしょうか。

恋愛は片思いのときに熱が高く、相手を振り向かせることにエネルギーを費やします。結婚を考えて交際をスタートするというよりは、交際すること自体が最終目標になってしまう人もいるほど。

交際を楽しみながらも、結婚となると話がなかなか進まないカップルもいるでしょう。
結婚を意識する頃にはお互いの熱が冷めていたり、経済的な問題や、独身ゆえの自由を失うことへの不安から、どちらかが結婚に積極的になれなかったりというケースも。

交際期間ばかりが延びて、先の見えない不安に片方が耐えきれず、別れてしまうパターンも少なくありません。

■恋愛と結婚にまつわる名言

ドイツの詩人ハインリヒ・ハイネは、次のような名言を残しています。

「恋にとって昨日はなく、恋は明日を考えない。 ただ今日だけを、完全な今日を要求する」

長い結婚生活をイメージすることなくスタートした恋愛は、幸せで満足できる“今日”だけを追求。結婚後に熱を失うと“今日”が、延々続く“日常”であることにがっかりしてしまう人も少なくないでしょう。

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