トヨタを超えたか? ホンダ渾身のPHV登場! 【ホンダ アコードクーペコンセプト新車情報】2012デトロイトモーターショー【ニュース・トピックス:ホンダ】
CORISM / 2012年1月13日 8時8分
今度はトヨタVSホンダのPHV戦争だ!
ホンダは、デトロイトモーターショーで新型「アコードクーペ コンセプト(北米仕様)」のデザインスタディーモデルを世界初披露した。また、9代目となる新型「アコード」シリーズの概要も発表した。
新型アコードシリーズは、次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を米国モデルとして初めて採用。軽快かつスポーティーでレスポンスの良いCVTを組み合わせた2.4L直噴4気筒エンジン、3.5L V型6気筒エンジン、ホンダ発の2つのモーターで構成されるプラグインハイブリッド(PHV)の3つの新型パワープラントを搭載する予定だ。
ホンダは今まで、IMAと呼ばれる1モータ式ハイブリッドがコンパクトで低コストとして、コンパクトカーを主体に搭載してきた。しかし、残念ながら2モーター式を使い、IMAより燃費に優れるトヨタのハイブリッドシステムTHSIIに大きくリードされた。今回発表されたアコードに搭載される2モーター式ハイブリッドシステムを搭載したPHVの発表は、トヨタとのPHV戦争の狼煙ともいえる。
当然、技術にこだわるホンダが、トヨタと同じ2モーター式を選択したからには、トヨタを超えるパフォーマンスを予感させる。また、アコードは北米で人気のトヨタ カムリと競合する。カムリには、ハイブリッドが登場したばかりでPHVは今のところ用意されていない。ホンダはプリウスVSインサイト戦争での借りは、カムリVSアコード戦争で返すということになるのだろうか。もちろん、ホンダを強烈にライバル視するトヨタもプリウスPHVに引き続き、カムリPHVの開発もスピードアップするだろう。
そんな新型アコードとアコードクーペは、クラストップレベルの燃費性能の実現を目指し、現在開発中で、2012年秋の発売を予定。プラグインハイブリッドモデルは、「EV」「ハイブリッド」「エンジン直結」の3つの走行モードを使い分けることであらゆるシーンに応じた高効率のシステムを実現するという。このモデルは、来冬の発売を予定している。
北米をメインで開発されるアコードは、日本国内ではボディサイズが大きすぎることやセダン系の人気が低いこともあり、僅かな販売台数となっている。小型車が中心で、利益が大きい高額車種が売れないホンダにとって、アコードPHVの登場は日本国内での販売台数増、利益増に大きな期待が集まるはずだ。
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