【BMW X3 xDrive28i新車情報】重くて大きいSUVもより低燃費に!【ニュース・トピックス:BMW】
CORISM / 2012年5月24日 7時7分
走る楽しさと低燃費を実現したBMWツインパワー・ターボ・エンジン
BMWは、昨年3月にフルモデル・チェンジした「BMW X3」のX3 xDrive28iに、新世代BMWツインパワー・ターボ・エンジンおよび停車中の無駄な燃料消費を抑制するエンジン・オート・スタート/ストップ機能(アイドリングストップ機能)を搭載。また、X3の全モデルに、効率的なドライブをサポートするECO PRO(エコ・プロ)モード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールを追加し、販売を開始した。
今回の新世代BMWツインパワー・ターボ・エンジンなどの変更により、動力性能を向上させながら燃費のさらなる改善を実現した。このBMWツインパワー・ターボ・エンジンは、BMWが低燃費対応の手段として進めているダウンサイジングエンジン。従来の3L直6エンジンから、2L直4直噴ターボエンジンへの変更されている。このエンジンは、最高出力180kW(245ps)/5,000rpmおよび最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,250-4,800rpmを発生。前モデルのパワーは258馬力から13馬力ほどダウンしたが、トルクは310Nmから40Nmアップした。このエンジンの特徴は、1,250回転という低回転から最大トルクを発生させる事ができること。この大きなトルクを生かして、エンジンを回さず低回転で高いギヤを使い速度を上げていくことができるので低燃費化できる。
こういった低燃費化技術を投入することにより、BMW X3 xDrive28iの燃料消費率(JC08モード)は、13.6km/L(従来モデルから約36%向上)となり、「平成27年度燃費基準+20%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税により自動車取得税および重量税が100%減税(免税)、自動車グリーン税制により登録翌年度の自動車税が約50%減税され、かつエコカー補助金の対象モデルとなった。
ただし、このBMW X3 xDrive28iの車重は1,850kgもある。ちょっと小さいがマツダCX-5は、ディーゼルエンジン車でも1610kgだ。エコカー減税が免税というのは、顧客にとってはとてもメリットのある話。しかし、現在のエコカー減税は、車重の重いクルマに対してメリットが大きい仕組みになっているのが現状だ。BMW X3 xDrive28iも、減税に関しては重い車重で救われている感はある。
また、今回、このBMW X3 xDrive28iを含めたBMW X3の全モデルに、効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールを標準装備した。この機能は、スイッチ操作一つで、エンジン・レスポンス、8速ATの変速制御などの走行モードを、「ECO PRO」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」から選択することが可能。ECO PROモードでは、エンジン・レスポンスやシフト・タイミングの最適化に加え、エア・コンディショナーやシート・ヒーター等の作動を効率的に制御することで、燃費の良い走行スタイルをサポートする。また、燃費の良い走行をするためのヒントや、効率を向上させた結果により延長された航続距離の情報を「ボーナス・マイレージ」としてコントロール・ディスプレイやメーター・パネル内に表示し、ドライビングを楽しみながら燃費を向上させることを可能にしている。
こういった制御は、いかにも楽しい走りをアピールするBMWらしい機能。ただの移動の時には、効率良くエコして、運転を楽しむときは、思い切り楽しむというメリハリが効いている。
<BMW X3価格>
BMW X3 xDrive20i ¥ 5,410,000
BMW X3 xDrive28i ¥ 5,990,000
BMW X3 xDrive35i ¥ 6,950,000
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