フェラーリF12ベルリネッタ新車情報 機能美を極めたスタイル&圧巻なパフォーマンス、まさに最強のスーパーカー!【ニュース・トピックス:フェラーリ】
CORISM / 2012年7月6日 16時16分
フェラーリ史上、最もパワフルな12気筒エンジンを搭載
フェラーリは、新世代V型12気筒エンジンを搭載したフラッグシップモデルである「フェラーリF12ベルリネッタ」を発表した。
フェラーリF12ベルリネッタのアグレッシブで流麗なスタイルを見ただけでも、その秘められたパフォーマンスの一部を感じ取ることができるだろう。搭載されるエンジンは、新世代の直噴V12気筒6.3Lエンジンが搭載される。
このエンジンは、マツダの低燃費技術SKYACTIV-Gもビックリな13.5という高圧縮比を実現。545Kw(740CV)というパワーを、なんと8,250回転という高回転でアウトプットする。このパワーは、フェラーリ史上最もパワフルなものとなっている。これだけの高回転型のエンジンとなると、低速トルク不足が懸念されるが、フェラーリF12ベルリネッタは2,500回転で、最大トルク690Nmの内80%を発揮する。そのため、優れたレスポンスとパワフルな加速をもつ。また、CO2の排出量も350g/kmと30%削減。ヨーロッパの基準値で、15L/100km(約6.7km/L)という燃費性能となっている。
高性能V12エンジンを搭載したフェラーリF12ベルリネッタのパフォーマンスは、最高速度340 km/h以上、0-100km/h加速3.1秒、0-200km/h加速8.5秒と、まさにスーパーカー。日産GT-Rが4WDのトラクションを生かし、0-100km/h加速2.8秒をたたき出しているが、2WD車ではまさに世界トップクラスといえるだろう。
この最高速340km/h以上を実現するのは、エンジンだけでではない。空気抵抗であるCd値は0.299と歴代フェラーリの中でも、優れた空気力学的効率1.2を誇り、これはフェラーリ599と比較して2倍の高効率だという。美しいだけでなく、エアロダイナミクスも併せ持つ。
フェラーリデザインの奥深さは、こういった機能を集約して、すべてをデザインしてしまうことだ。機能美とは、まさにフェラーリF12ベルリネッタのためにあるようなもので、高いダウンフォースを発生する新開発でボンネットに使われているエアロ・ブリッジや、高温化時のみに開きブレーキを冷却するアクティブ・ブレーキ・クーリングなども、機能としてだけでなく美しさをも放ち、車両全体と見事に調和されている。フェラーリ・スタイリング・センターと、ピニンファリーナとのコラボレーションのみが成せるデザインだろう。
また、フェラーリF12ベルリネッタには、最新のカーボン・セラミック・ブレーキ・システム(CCM3)と進化型磁性流体サスペンション(SCM-E)、先進ビークル・ダイナミクス・コントロール・システム(E-diff、ESC、F1-Track、ハイパフォーマンスABS)によって、統合制御される。これらにより、フィオラーノ・サーキットでのラップタイムは、1分23秒で599よりも、なんと3.5秒も短縮されている。
このフェラーリF12ベルリネッタは、台数こそ明らかにされていないが、すでに非公式の予約で1年半分が埋まっているという。納車が始まるのは、ヨーロッパとほぼ同じくらいの12月頃。そして、フェラーリF12ベルリネッタの価格は3,590万円から。これだけのスーパーカーなのに、普通のクルマよりも長い7年の長期無料メンテナンスプログラムが用意されているのにはビックリだ。
<フェラーリF12ベルリネッタ価格>
・3590万円
<フェラーリF12ベルリネッタ 諸元>
■エンジン
65度V型12気筒 ボア×ストローク94 x 75.2 mm 総排気量6262 cc 圧縮比13.5:1
最高出力545 kW (740 CV) at 8250 rpm 1リッター当たり出力118 CV/l 最大トルク690 Nm at 6000 rpm
最高回転数8700 rpm
■サイズおよび重量
全長4618 mm 全幅1942 mm 全高1273 mm ホイールベース2720 mm
フロント・トレッド1665 mm リア・トレッド1618 mm
乾燥重量*1525 kg 車輌総重量*1630 kg 重量配分フロント 46%、リア 54% パワーウェイトレシオ2,1 kg/CV
燃料タンク容量92 リットル
■ホイール/タイヤ
フロント255/35 ZR 20 9.5J リア315/35 ZR 20 11.5J
フロント(ウィンター・タイヤ)255/35 ZR 20 9.5J リア(ウィンター・タイヤ)305/35 ZR 20 11.5J
カーボン・セラミック・ブレーキ(CCM3) フロント398 x 223 x 38 mm リア360 x 233 x 32 mm
■電子制御システム
ESCスタビリティー・コントロール ハイパフォーマンスABS/EBDハイパフォーマンス・アンチロック・ブレーキング・システム(電子制御ブレーキ・バランス調整式)
F1-TracF1トラクション・コントロール E-Diff 3第三世代電子制御ディファレンシャル SCM-E磁性流体ダンピング・コントロール(ツイン・ソレノイド)
■ギアボックス
F1デュアルクラッチ・トランスミッション、7速
■パフォーマンス
最高速度340 km/h以上
0-100km/h加速3.1秒
0-200km/h加速8.5秒
燃料消費とCO2 排出(ECE+EUDC複合サイクル) 燃費**15 リットル/100 km CO2排出量**350 gr/km
■備考
*軽量パッケージ(オプション)
**HELEシステム搭載
【関連記事】
- 燃費も重視した最新オープンモデルが早速日本デビュー【フェラーリ 458スパイダー新車情報】
- ライバルはベントレー? それともポルシェ? 新規顧客を開拓する戦略モデル【フェラーリFF新車情報】
- 女子高生レポーター、初体験で絶叫!? 平べったい顔にひと目惚れ!【ランボルギーニ ガヤルドLP560-4 ビコローレ試乗記】
- 世界に1台! 6.5L、V型12気筒搭載した700馬力のオープンカー【ランボルギーニ アヴェンタドールJ新車情報】ジュネーブショー出展車
- ランボルギーニから「ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラ」超軽量なスペシャルモデルが日本上陸!
- 【ポルシェ918スパイダー新車情報】770ps以上を誇る世界最速のプラグインハイブリッド(PHV)?
- 【ブガッティ・ヴェイロン 16.4 新車試乗記 3】ブガッティ・ヴェイロンが富士スピードウェイを激走!
この記事に関連するニュース
-
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース / 2024年11月20日 22時10分
-
ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV
CORISM / 2024年11月17日 10時10分
-
メルセデスAMG『GT』新たなエントリーモデルが登場、電動ターボ搭載で約1600万円から
レスポンス / 2024年11月15日 19時30分
-
“2000GT”後継機! トヨタ「4500GT」がスゴイ! 4.5リッター「V8」×軽量ボディで300km/h達成! ツルツルデザインの「和製スーパーカー」とは
くるまのニュース / 2024年11月1日 14時10分
-
軽量ボディに6速MT、ポルシェ『911カレラT』改良新型を発売…1865万円から
レスポンス / 2024年10月31日 13時0分
ランキング
-
1三菱UFJ銀行の貸金庫から十数億円抜き取り、管理職だった行員を懲戒解雇…60人分の資産から
読売新聞 / 2024年11月22日 21時35分
-
2「築浅のマイホームの床が突然抜け落ちた」間違った断熱で壁内と床下をボロボロに腐らせた驚きの正体
プレジデントオンライン / 2024年11月22日 17時15分
-
3【独自】船井電機前社長『不正を働いたことはない』 “破産の申し立て”は報道で知る「本当に驚いた。なんでこんなことに…」
MBSニュース / 2024年11月22日 18時20分
-
4物価高に対応、能登復興支援=39兆円規模、「103万円」見直しも―石破首相「高付加価値を創出」・経済対策決定
時事通信 / 2024年11月22日 19時47分
-
5相鉄かしわ台駅、地元民は知っている「2つの顔」 東口はホームから300m以上ある通路の先に駅舎
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください