ホンダN-ONE(エヌワン)新車情報・購入ガイド苦戦するプレミアムな軽! ローダウンモデルで立体駐車場に対応! さらに、カスタマイズモデルのモデューロXを追加しスポーティなイメージを鮮明にアピール!【ニュース・トピックス:ホンダ】
CORISM / 2015年8月26日 11時30分
苦戦するプレミアムな軽自動車N-ONE。スポーティ路線で販売台数増を狙う!?
ホンダ は、人気軽自動車 Nシリーズの第3弾となったN-ONE(エヌワン) をマイナーチェンジし発売を開始した。
ホンダN-ONEは、1967年に発売されたホンダ初の軽乗用車「N360」をモチーフにしたモデル。ホンダのM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想を受け継ぎ、センタータンクレイアウトを採用。大人4人がくつろげる広い室内を実現し2012年11月にデビューした。
また、アルト やミラ という全高1,500㎜クラスの軽自動車は価格が安く儲からないという判断から、全高を1,610㎜とした。大きく見せることで、N-ONEは自らプレミアムな軽自動車としてアピール。質感を高めたインテリアや安全装備を充実させるなどし差別化を図った。また、ルーフをボディ色とは異なる色に塗り替える2トーンカラースタイル仕様も用意。現在の2トーンカラーブームの火付け役となっている。
そんなホンダN-ONEだが、デビュー直後こそ1万台/月を超える販売を記録していたものの、徐々に販売台数は失速していく。ここしばらくは、1,000台/月を売るのもやっとという状況になっている。こうした状況になったのは、2015年に入り増税の影響もありマーケットそのものが冷え込んでいることもある。しかし、それ以上にスズキ アルトの出来が良く、加えてスポーツモデルのターボRSも人気を得ている。ホンダが捨てたはずの廉価な軽自動車が見事に人気を得て、N-ONEの顧客層さえも大幅に奪われた格好となっているのだ。
また、車高を高めたことも裏目に出た。都市部に多い立体駐車場の高さ制限は1,550㎜というものが多い。そのため、N-ONEが欲しくても駐車場の制限で購入できないという顧客層もいたのだろう。そんなこともあり、今回のマイナーチェンジでは全高を1,545㎜としたN-ONEローダウンが用意されている。車種は違うが、日産ジューク もそうしたことを考慮して全高を1550㎜にしたアーバンセレクションを投入している。
N-ONEローダウンは、単純にサスペンションだけで車高を下げることができなかったため、新デザインのルーフ、スポイラー、ローダウンサスペンションとなかなか手の込んだ仕様となった。車高が下がったことにより、ホイールとホイールハウスの隙間が少なくなり、クルマ全体に塊感が増しスポーティに見えるメリットもある。N-ONEローダウンは、立体駐車場問題と同時にスポーティさでアピールすることができるようになった。ローダウン化により、低重心になるためスポーティな走りも期待される。
マイナーチェンジの内容は、装備の充実や見映えの変更だ。フロントグリルやフロントバンパーに上質でワイド感を強調するメッキモールを全タイプに追加。また、サイドビューを引き締めるドアサッシュモール、上質な肌触りのコンビシート(プライムスムース×ジャージ)を追加(Premium、Premium Tourer、Premium Tourer・LOWDOWNに設定)。装備類では、オートリトラミラー、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器をGを除くタイプに標準装備した。
そして、新グレードであるスポーツタイプのコンプリートカー「Modulo X(モデューロ エックス)」を追加した。スポーティなN-ONEのイメージリーダー的存在だ。専用のエアロバンパー、フロントグリル、サイドシルガーニッシュなどのエクステリアパーツに加え、高剛性バンパービーム、専用デザインマフラー、サスペンション、ブレーキパッド、アルミホイールなどを装備。さらに、EPS、CVT(Sレンジ)を専用セッティングとすることで、上質で軽快な走りを実現した。
今回のマイナーチェンジで、ホンダN-ONEはスポーティ色をより鮮明にし他社との差別化を図っている。注目のN-ONEプレミアムツアラーローダウンの価格は約170万円。アルトターボRSが130万円なので、価格差は40万円。この価格差だと単純にライバルと言う構図にはなりにくい。装備や質感という部分は確かにN-ONEプレミアムツアラーローダウンが上回るが、870㎏の車重にパワーは64ps&104Nm。対するアルトターボRSは、670㎏の車重に64ps&98Nmとなっている。車重が200㎏も違うので、速さと言う点ではアルトターボRSだろう。N-ONEプレミアムツアラーローダウンには、もっと明確に高価な理由が欲しいところだ。
ホンダN-ONE Modulo X画像集
ホンダN-ONE(エヌワン)価格
■ホンダN-ONE(エヌワン)価格
・G・LOWDOWN FF 1,418,000円
・Premium Tourer LOWDOWN FF 1,698,000円
・Modulo X FF 1,898,000円
【関連記事】
- ホンダN-ONE(エヌワン) 新車情報/購入ガイド 売れてます! 1ヶ月で2万5000台、その内訳を分析評価する!
- ホンダN-ONE試乗評価 元F1エンジニア渾身の軽を超えた軽自動車!!
- ホンダN-ONE新車情報・試乗評価一覧
- ホンダS660(エスロクロクマル)新車情報・購入ガイド 軽自動車初の6MTも搭載し、徹底的に走りを磨いたミッドシップオープンスポーツカー! 最大出力は自主規制上限の64ps! 価格は198万円!
- ホンダS660(エスロクロクマル)試乗記・評価 軽自動車馬力自主規制の64psがもどかしい!
- スズキ アルト新車情報・購入ガイド 新型アルトの燃費は、大幅軽量化などでガソリン車ナンバー1の37.0㎞/L! さらに、アルトワークスの再来アルトターボRSが3月デビュー!
- ダイハツ ミラ イース新車情報・購入ガイド パワーとトルクを落としてでも、燃費重視! ダイハツ意地のガソリン車トップとなる35.2㎞/Lを達成!
- ダイハツ コペン ローブ(Robe)/コペンX(クロス)モデル新車情報・購入ガイド 誰もが気軽に楽しめる、価値ある2代目軽オープンスポーツデビュー!
- 軽自動車新車情報・試乗評価一覧
- ホンダN-WGN新車情報・試乗評価一覧
- スズキ ワゴンR S-エネチャージ(ハイブリッド)最新新車情報・購入ガイド マイルドハイブリッドシステム採用で、ライバルと圧倒する低燃費32.4㎞/L達成!
- ダイハツ ムーヴ/ムーヴ カスタム新車情報・購入ガイド 6代目新型ムーヴは、燃費性能に磨きをかけ31.0㎞/Lを達成! さらに、より高級感で差別化する新グレード、ハイパーを追加!
- ダイハツ タント新車情報・試乗評価一覧
- ホンダN-BOX新車情報・試乗評価一覧
この記事に関連するニュース
-
スズキが5速MTの新型「軽ワゴン」発売! 1か月ぶりに復活!? いまや希少なクルマに対する販売店への反響は?
くるまのニュース / 2023年12月3日 8時10分
-
スズキ スペーシア/スペーシアカスタム新車情報・購入ガイド 燃費では負けない! クラスナンバー1燃費でN-BOXを圧倒!
CORISM / 2023年12月2日 12時12分
-
200万円強!? 6速MT採用のホンダ「軽ターボ車」が凄い! 手軽なスポーティワゴンに熱視線! どんなクルマなのか
くるまのニュース / 2023年11月26日 14時10分
-
ホンダの新型「N-BOX」を正直批評! カスタムの進化に驚愕、標準タイプは…
マイナビニュース / 2023年11月22日 11時30分
-
「スペーシア」打倒N-BOXに向け3代目ついに発表 使い勝手を追求したキープコンセプトで勝負
東洋経済オンライン / 2023年11月9日 21時15分
ランキング
-
1アトピー性皮膚炎の新薬はこれまでと全然違う…従来薬が効かなかった患者も効果を実感
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2023年12月5日 9時26分
-
2宅トレするなら3COINSで充分!パーツ別・使い分けで自宅で本格トレーニング
女子SPA! / 2023年12月5日 15時45分
-
3今も減らない「クルマの盗難」 実は犯行間近の“予兆”があった!? 盗まれる直前に愛車に起こる「謎の現象」とは
くるまのニュース / 2023年12月5日 14時10分
-
4NHK「ニュースウオッチ9」コロナ禍報道、放送倫理違反と公表…BPO「報道の基本逸脱」
読売新聞 / 2023年12月5日 15時3分
-
5ヤマトと佐川が物流量増で「遅延に関するお知らせ」 クリスマスプレゼントは早め注文がいいかも?
おたくま経済新聞 / 2023年12月5日 13時27分
記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
