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ホンダ フィット新車情報・購入ガイドやや設定に疑問が残る特別仕様車Fパッケージコンフォートエディション【ニュース・トピックス:ホンダ】

CORISM / 2016年1月11日 19時45分

ホンダ フィット

シートヒーターがほぼ特別仕様車じゃないと選べないという選択肢の狭さは、やや顧客目線に欠ける設定

 ホンダ は、主力コンパクトカー フィットハイブリッド と13Gに、快適装備を充実させた特別仕様車 「Fパッケージ COMFORT EDITION(コンフォートエディション)」を設定し、2016年1月21日に発売を開始する。また、ボディカラーには3つの専用色を採用している。

 ホンダ フィットは2013年9月にフルモデルチェンジし登場した。フィットハイブリッドは、デビュー直後は36.4km/Lという超低燃費を実現し、トヨタ アクア を超えた。すぐに、アクアは一部改良でフィットハイブリッド の燃費値を超えたが、非常に優れた燃費値であることに違いは無い。

 しかし、そんなフィットだが7速DCTを中心とした度重なるリコール問題を引き起こす。リコール問題が影響したのか、その後、徐々に販売台数は落ちていく。デビュー直後こそ、普通車で販売台数ナンバー1を誇っていたが、2014年半ばに1位の座をアクアに明け渡して以来、2度と1位の座を得ることはなくなった。ここ1年以上アクアがナンバー1の座に君臨したままだ。

 1位の座を明け渡しただけならまだよいのだが、ここ数か月間はシエンタカローラプリウス にも負け始める。10,000台/月売るのも厳しい状況になってきた。

 ホンダの国内販売は、フィットやN-BOX が主力でヴェゼルステップワゴンシャトル がそのわきを支えている状況。フィットが低迷し始め、N-BOXはモデル末期となってくると、ホンダとしては販売台数面で非常に厳しい戦いになる。そうした状況下で、少しでもフィットの話題性をアップさせる特別仕様車がFパッケージ コンフォートエディションということになる。

 この特別仕様車の特別装備は、360°スーパーUV・IRカットパッケージ、運転席&助手席シートヒーター、アームレスト付センターコンソールボックス(アクセサリーソケット 付)といった内容。意外とあっさりとした内容の装備で、もうひとひねりくらいあってもいいかなぁ、と思うくらいだ。やや、女性を意識した装備内容になっている。


 価格はハイブリッド Fパッケージコンフォートエディションが1,826,000円。対して、ベース車のハイブリッドFパッケージの価格は1,796,000円なので3万円アップとなっている。つまり、3万円アップで上記の装備が装着できるということになる。ただ、装備アップ分が微妙。この装備が付いて価格据え置きといのであれば、ややお買い得な印象があるが、3万円アップされているのでは、価格アップ相当といえるものだ。

 ただ、この設定が非常に顧客重視ではない。運転席&助手席シートヒーターや360°スーパーUV・IRカットパッケージは、ほぼこの特別仕様車でないと選べない装備になっている。こうした装備が欲しければ、Fパッケージコンフォートエディションを買いなさい! というメッセージともいえる。こうした顧客のニーズを一部のグレードに集約し、選択肢を狭める仕様だと分かると、別にフィットじゃなくてもよいようにも感じる。シートヒーターだけなら、アクアなら21,600円で、ほぼすべてのグレードに装備できる。フィットも本当なら、そうした設定にすべきだ。これで、2~3月の繁忙期を戦うための特別仕様車かと思うと少々疑問だ。

ホンダ フィット特別仕様車Fパッケージコンフォートエディション価格

■ホンダ フィット特別仕様車Fパッケージコンフォートエディション
・HYBRID 特別仕様車Fパッケージコンフォートエディション FF 1,826,000円/4WD 2,020,400円
・13G 特別仕様車Fパッケージコンフォートエディション FF 1,455,000円/4WD 1,649,400円

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