【動画追加】ホンダ フィット新車情報・購入ガイド 先進予防安全装備「ホンダセンシング」搭載! 燃費&走行性能を高め再びコンパクトカートップの座を狙う!【ニュース・トピックス:ホンダ】
CORISM / 2017年7月8日 7時1分
ホンダ フィット新車情報の目次
- 発売直後からリコールが続いたホンダ フィット
- ホンダセンシングが用意され、クラストップレベルの安全性能を得たフィット
- 量販グレードは、アクアに近い燃費に向上! ボディ剛性強化で走行性能もアップ
- より質感&スポーティさがアップした内外装
- ホンダ フィットのグレード選び
- ホンダ フィットの価格
- ホンダ フィットCM動画
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■発売直後からリコールが続いたホンダ フィット
ホンダは、主力コンパクトカーのフィットをマイナーチェンジし発売を開始した。
ホンダ フィットは、2013年9月にフルモデルチェンジ。現行モデルが3代目となっている。3代目フィットは、ホンダ独自のハイブリッドシステム であるスポーツ・ハイブリッドi-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)を搭載した。デビュー当時の燃費は36.4km/Lという低燃費を実現。ライバルであるトヨタ アクアの燃費値を超えクラストップの燃費値を得た。
そして、フィットの伝統でもあるセンタータンクレイアウトを採用。燃費値だけでなく広い室内や荷室、使い勝手の良さなどを実現した。トータルバランスに優れ、このクラスで圧倒する販売台数を記録すると思われた。
しかし、まさかの落とし穴があった。ハイブリッド車に搭載されていたミッションである7速DCTが、デビュー直後からリコールとなってしまった。致命的な状態となったのは、その後、リコールが繰り返されたことだ。こうして、フィットは顧客の信頼を失っていく。
発売直後こそ、新型効果もありライバルのアクアを抑え新車販売台数ナンバー1を獲得するも、リコールの影響は大きく徐々に販売台数を落としていった。アクアに再び、新車販売台数ナンバー1の座を奪われると、完全にジリ貧状態となった。
2016年度の販売台数は、98,923台で5位。4位はシリーズハイブリッドのe-POWERを搭載したノート。販売台数は123,938台なので、フィットはノートにまさかの大敗を喫することになった。さらに、5位といってもコンパクトカーなのに、ヴォクシーやセレナといった高額車種に追いつかれそうな販売台数なのだ。
今回のマイナーチェンジでは、常にコンパクトカーのトップを争っていたフィットが屈辱を晴らすための重要なマイナーチェンジなのだ。
■ホンダセンシングが用意され、クラストップレベルの安全性能を得たフィット
3代目フィットのマイナーチェンジでは、まず安全装備が強化された。歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備である「ホンダセンシング」が採用されたのだ。ホンダは「Safety for Everyone」 を安全思想として掲げるが、今回も全車標準装備は見送られている。ホンダセンシングが標準装備化されているグレードは、9グレート中6グレードにとどまった。標準装備化されていない3グレード中、2グレードがオプションで装着可能。1グレードがオプションでも装着できない。
ライバル車では、1グレードを除き歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化。トヨタ アクアやマツダ デミオは、歩行者を検知できない自動ブレーキが用意されている。歩行者を検知し自動ブレーキを作動させることが、歩行者死亡事故を減らすために有効だ。そういう意味では、歩行者検知式自動ブレーキが3分の2以上のグレードに標準装備化されたフィットは、このクラスでトップレベルの安全装備を誇るといえるだろう。
また、ホンダセンシングは、誤発進抑制機能、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS<車線維持支援システム>」や、アクセルペダルから足を離しても、前走車との車間距離を適切に保つ「ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>」など、多くの安全装備やドライバーの負担軽減装備が用意されている。
■量販グレードは、アクアに近い燃費に向上! ボディ剛性強化で走行性能もアップ
そして、注目のハイブリッド車の燃費だが、マイナー前の36.4㎞/Lから37.2km/Lへと向上した。トヨタ アクアの38.0㎞/Lを超えることはできなかった。ただ、両車の燃費は、燃費訴求用のおとりグレードの数値。アクアの量販グレードの燃費は、34.4㎞/Lとなる。フィットも同様に、量販グレードの燃費は34.0㎞/L。
この燃費向上は、エンジン内の燃焼改善やノッキング抑制、熱損失の低減などにより達成された。ピストンなどの形状変更も行われている。さらに、フロンとピラーやフロントバンパーの形状も変更され、空気抵抗を低減した。
ガソリン車も燃費の改善が行われている。1.3Lエンジンの燃費は24.6㎞/L。1.5Lは22.2㎞/Lとなった。エンジンは、フリクションの低減やノッキング抑制などの改良がおこなわれている。
走行性能面では、ハンドリング、乗り心地、静粛性を向上させた。運動性能の向上には、より強固なボディが必要。そこで、フィットのボディは、各所の補強材がプラスされ剛性が強化された。その上で、サスペンションやステアリングが最適チューニングされている。
静粛性の向上は、遮音機能付きフロントウインドウガラスを採用。遮音材の追加などにより静粛性を高めている。これらにより、ハイブリッド車の上級グレードでは、クラストップレベルの静粛性を実現している。
■より質感&スポーティさがアップした内外装
フィットの外観デザインは、より上質感のあるスポーティーなものとなった。フィットは、センタータンクレイアウト採用しているため、フロア高が高くなる傾向にある。さらに、室内スペースを十分に取ると、室内高は高めになり、全高も高くなる。そうなると、カッコいいデザインといわれるワイド&ローなシルエットにしにくい。そこで、視覚的に重心やワイド感を出す残手法が取り入れられた。前後バンパーのデザインを変更し、低重心でワイドな外観に見せている。また、インラインタイプのLEDヘッドライトなどにより、スポーティーさや先進性、夜間での存在感を表現した。
また、一部のグレードには、張り出し感のある専用のバンパーや、大型テールゲートスポイラー、サイドシルガーニッシュなどを採用。より、スポーティーさを強調している。
ボディーカラーには、「ルージュアメジスト・メタリック」をはじめとする新色3色を追加。全12色の多彩なラインアップを設定した。コンパクトカーに似合う、明るめで発色の強いカラーが多い。
インテリアもエクステリアデザインと同様に、上質感のあるものとなっている。上質感のアップは、上級車からのダウンサイザーの受け皿として重要だ。とくに、上質感にこだわったHYBRID・L Honda SENSINGには、本革のような風合いや肌触りの素材を使用した「プレミアムブラウン・インテリア」を設定した。
また、各タイプのキャラクターを際立たせるインテリアカラーを用意。プレミアムブラウン・インテリアは、シートやステアリングホイール、ドアパネルパッドなど、随所にブラウンを配色し、統一感のあるカラーコーディネートで、落ち着いた心地良い空間を演出している。
そして、つながることが重要視される時代のニーズにようやく対応。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンをUSBで接続し、音楽再生や通話、マップアプリケーションの操作などを、ナビ画面や音声で行える「Apple CarPlay」「Android Auto」に新たに対応し利便性を高めている。
■ホンダ フィットのグレード選び
ホンダ フィットのグレード選びは、まず、ガソリン車かハイブリッド車の選択からだ。1.3Lのガソリン車とハイブリッド車の価格差は40万円以上になる。燃費で元を取るには難しい価格差だ。ハイブリッド車の場合、単に燃費というだけでなく、上質感もアップしているので、より高級感のあるコンパクトカーが欲しい人向けとなる。
ハイブリッド車のグレード選びは、HYBRID・L Honda SENSINGをベースに選ぶといいだろう。このモデルには、ホンダセンシングとサイド&カーテンエアバッグも標準装備化されている。予算重視ならHYBRID・Fでホンダセンシングとサイド&カーテンエアバッグをオプションで選択する方法もある。HYBRID・Fには、LEDヘッドライトがオプションなので、LEDヘッドライトもオプションで装備したいのであれば、HYBRID・L Honda SENSINGとほぼ同じような価格になるので、オプションは必要最低限にしたほうがよい。より、スポーティーな最上級グレードということなら、パドルシフトなどが付いたHYBRID・S Honda SENSINGという選択になる。
1.3Lガソリン車も、基本的にハイブリッド車と同じ13G・L Honda SENSINGをベースに選択したい。予算重視なら、13G・Fを選択し、ホンダセンシングなどのオプションを選択。オプションの選択は、こちらも必要最低限にしたい。パドルシフトやスポーティーな内外装をもつグレードは13G・S Honda SENSINGとなる。
そして、1.5L車は上級グレードのみの設定だ。ラグジュアリーな雰囲気を求めるのであれば、15XL・Honda SENSINGとなる。そして、よりスポーティーな走りとルックスが欲しいのであれば、RS・Honda SENSINGという選択になる。このRSには、6MTが用意されている。1.5L車になると、価格がアップしており、ハイブリッド車が購入できる価格帯に入る。
基本的に1.5L車の場合、趣味性の高いRSを除き、多少無理をしてでもハイブリッド車を購入しておいたほうがよい。もはや、クルマの電動化の波は止まらない。そうなると、高額のガソリン車の価値はどんどんと下がると予想できる。ハイブリッド車以外は、リセールバリューも期待できない状況になるだろう。そう考えると、1.5L車は選びにくい。
■ホンダ フィットの価格
■ホンダ フィット価格
<ハイブリッド車>
・HYBRID FF 1,699,920円/4WD 1,894,320円
・HYBRID・F FF 1,815,480円/4WD 2,009,880円
・HYBRID・L Honda SENSING FF 2,079,000円/4WD 2,241,000円
・HYBRID・S Honda SENSING FF 2,205,360円/4WD 2,367,360円
<ガソリン車>
・13G・F 5速MT/CVT FF 1,428,840円/4WD 1,623,240円
・13G・L Honda SENSING FF 1,653,480円/4WD 1,847,880円
・13G・S Honda SENSING FF 1,790,640円/4WD 1,985,040円
・15XL・Honda SENSING FF 1,853,280円/4WD 2,015,280円
・RS・Honda SENSING 6速MT FF 2,050,920円
待望の歩行者検知式自動ブレーキを装備し、安全性能を大幅に強化したマイナーチェンジ!
ホンダ は、主力コンパクトカー である「フィット」 を2017年6月29日にマイナーチェンジし発売を開始すると発表した。
マイナーチェンジされる新型フィットには、歩行者検知式の自動ブレーキを含む先進予防安全装備である「ホンダセンシング」が搭載される。フィットの属するBセグメント車で歩行者検知式の自動ブレーキをもつのは日産ノート のみ。ホンダセンシングは、そうした歩行者検知式の自動ブレーキだけでなく、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能など計8つの先進機能で安全運転や運転支援を行う。
ホンダ フィットは、2013年9月にフルモデルチェンジし3代目となった。このモデルから、ホンダ独自のハイブリッドシステム であるスポーツ・ハイブリッドi-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)を搭載。デビュー当時、36.4km/Lという低燃費を実現し、ライバルのトヨタ アクア の燃費値を超えた。また、フィットの伝統でもあるセンタータンクレイアウトを採用したことにより、広大な室内や荷室など実現。クラストップレベルの優れた使い勝手の良さを誇っていた。
しかし、ホンダ フィットはハイブリッド車に搭載されていたミッションである7速DCTが、デビュー直後からリコールとなる。その後、リコールが繰り返され、顧客の信頼を失っていく。発売からしばらくの間は、新型車効果でアクアを超えるセールスを記録し新車販売台数ナンバー1を獲得。だが、リコールの影響はジワジワと効き始め販売台数を落としていく。せっかく販売台数で抜いたアクアに再び販売台数ナンバー1の座を奪われてしまった。その後、販売台数面で浮上することはなくジリ貧状態が続く。
直近の2016年度の販売台数は、98,923台。モデル末期のノート(123,938台)にも大敗した。
今回、フィットのマイナーチェンジは、そうした販売面での不振を解消することが重要で、クラスナンバー1の座を奪取することが求められる。しかし、現在のコンパクトカーマーケットは非常に熾烈な戦いが繰り返されている。
日産はシリーズハイブリッド車であるノートe-POWERを投入。新たなハイブリッド車ということもあり、高い人気を得た。また、トヨタはアクアだけであくヴィッツ にもハイブリッド車を投入。新たな選択肢を提案。マツダは、デミオ に簡易型の自動ブレーキなど先進予防安全装備を標準装備化し発売を開始したばかり。フィットにとって、デザインをリフレッシュさせました程度では勝負にならない環境になっている。
ホンダ フィットのマイナーチェンジでは、先進予防安全装備であるホンダセンシングが装備されるとされているが、これも標準装備化されているのかどうかというのも重要は要素だ。デミオは、歩行者を検知できない簡易型の自動ブレーキや後側方の車両接近警報などが全車標準装備となっている。最近では、高齢者事故が多発していることを考えれば、アクセルとブレーキの踏み間違え防止アシストなども標準装備化が望まれる。
今回のマイナーチェンジでは、外観デザインが変更されている。全体的に精悍でスポーティな印象となった。また、シートやインテリアもかなり質感がアップしているようだ。
フィットのラインアップは、従来通りハイブリッドをメインに1.3Lと1.5Lの2つのガソリン車が用意される。専用装備を備えたスポーティーモデルも用意されるそうだが、これは従来のRSということになるのだろう。
今のところパワーユニットのスペックについては公表されていないが、ハイブリッド車は燃費アップされる可能性が高いが、クラストップになるかどうかは微妙なところ。もし、クラスナンバー1燃費になるのであれば、この段階で燃費値をアピールするはずだからだ。パワーユニットの進化にも期待したい。
■ホンダ フィットCM動画
綾野剛、ホンダ フィットCM動画
二階堂ふみ、ホンダ フィットCM動画
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