ラジオ愛好家・やきそばかおる厳選 2024年春のラジオ新番組【AM9選】 ANNやお笑いコラボがアツい！

CREA WEB / 2024年4月27日 11時0分

　4月はラジオ改編期。新しい番組が続々と始まっています。

　ヘビーリスナーも、最近ちょっとラジオに興味があるという人も、一度にリスナー仲間になれるのが新番組のいところ。

　今年のAMラジオは次世代ラジオスター候補が誕生し、全国各地でトークに定評＆ラジオ愛の深い面々がパーソナリティに就任。

　新しい番組を聴きまくっているというラジオコラムニストのやきそばかおるさんに、おすすめの番組を教えてもらいました！

オールナイトニッポンに新ラジオスターが降臨！

◆ニッポン放送『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』

　昨年のM-1グランプリで準優勝に輝いたヤーレンズ。年が明けて1月に放送された『ヤーレンズのオールナイトニッポン(ZERO)』ではほぼ2時間、楢原真樹がボケまくり、出井隼之介がツッコミまくり、リスナーの耳をラジオから離させなかったふたりが月イチでパーソナリティを担当。

　ふたりとも大阪時代からラジオをよく聴いており「絶対に面白い番組をやりたい」という意地を感じます。『オールナイト』を担当するにあたり、リスナーを面白がらせる秘策をたくさん用意しているのではないかと期待が膨らみます。

ニッポン放送『ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)』

放送日時　毎月最終土曜日　27:00～29:00
https://www.allnightnippon.com/yarlens/

◆ニッポン放送『キタニタツヤのオールナイトニッポンX(クロス)』

　東京大学卒業。2023年、TVアニメ『呪術廻戦懐玉・玉折』のオープニングテーマとして起用された楽曲『青のすみか』が配信初日に各デジタルチャートにて23冠を達成。

　さまざまな番組にゲスト出演していた時から、話の面白さが話題になっていました。『オールナイトニッポンX(クロス)』でもなんでもあけすけに話してしまうところが好印象です。リスナーからの質問やツッコミにもオブラートに包まずに答えていきます。

ニッポン放送『キタニタツヤのオールナイトニッポンX(クロス)』

放送日時　毎週月曜　24:00～24:58
https://www.allnightnippon.com/kitani/

文化放送の昼帯でベテランアナウンサーがトーク

◆文化放送『長野智子アップデート』

　フジテレビ元アナウンサーで『オレたちひょうきん族』の「ひょうきんベストテン」などの司会で人気を博し、フリー転身後はテレビ朝日『ザ・スクープ』をはじめとした数々の報道番組で活躍してきた長野智子。

　大学時代は文化放送『ミスDJリクエストパレード』のパーソナリティを務めていた彼女が古巣で４月から平日レギュラーワイド番組を担当し、日々の最新ニュースを丁寧に伝えています。

　実はフジテレビに入社した頃から報道の仕事を志望していた彼女。『長野智子アップデート』では文化放送・鈴木純子アナウンサー、鈴木敏夫解説委員、ゲストとともに、ニュースを深堀りし、リスナーに最新情報をアップデートし届けています。

文化放送『長野智子アップデート』

放送日時　毎週月～金曜15:30～17:00
https://www.joqr.co.jp/qr/program/up/

関西ではお笑いファン必聴のコラボ番組がスタート

◆KBS京都『K-PRO produce トッパレディオ！』

　お笑い好きが高じてお笑いライブを企画する会社を立ち上げたK-PROとKBS京都ラジオがコラボ。

　K-PROの代表の児島気奈は東京の若手芸人を見守り続けて20年。今では年間1,300本ものお笑いライブを企画するほどです。アルコ＆ピース、ウエストランド、三四郎ほか、児島さんにお世話になった芸人は数知れず。

　そんな児島さんや、K-PROにゆかりのある芸人が月替わりで出演します。ある時は芸人仲間の裏話を、またある時は真面目に芸人論を語ったりとお笑いファンにはたまらない1時間。

　K-PROイチオシの芸人のタマゴも出演します。

KBS京都『K-PRO produce トッパレディオ！』

放送日時　毎週土曜15:00～16:00
https://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/kpror/

◆MBSラジオ『伊原六花のMBSヤングタウン』

　バブリーダンスで有名になった大阪の登美丘高等学校ダンス部でセンターを務めていた伊原六花。連続ドラマ小説『ブギウギ』（NHK）ではタップダンスの名手を演じ、役でキレのあるダンスを披露しました。

『MBSヤングタウン』では若干低い声で、バリバリの関西弁でしゃべります。大好きなアナログレコード、漫画、舞台、サツマイモなどに関する自由なトーク。とても耳心地が良いのでヘッドホンで聴くのがおすすめです。

　ちなみに、2回目の放送では大好きな舞台についてトーク。好きな俳優や演出家が多すぎて、エンディングで時間がなくなり慌てるほどでした。

MBSラジオ『伊原六花のMBSヤングタウン』

放送日時　毎週金曜22:00～23:00
https://www.mbs1179.com/ri/

◆ABCラジオ『サマンサ・アナンサのDO UP』

　ドラァグクイーン、アーティスト、エアラインスペシャリストと多岐にわたって活躍するサマンサ・アナンサ。

　ポッドキャスト番組『SAMMY'S ROOM』も面白いサマンサさんが、みるみるラジオに進出。春からはラジオ関西の3時間番組『Clip』（金曜担当）も始まり、ワイド番組を2本担当しています。もともとナジャ・グランディーバに誘われてドラァグクイーンの道に足を踏み出したサマンサさん。

『DO UP』ではサマンサさんと塚本麻里衣アナウンサーのコミカルな日常の話のほか、人生相談コーナー「人生DO UP相談所」にも注目。人生経験が豊富なふたりから血が通った温かい言葉がかけられます。

ABCラジオ『サマンサ・アナンサのDO UP』

放送日時　毎週土曜19:00～21:30
https://abcradio.asahi.co.jp/doup/

◆BSN新潟放送『スーパー・ササダンゴ・マシンのセッパン！』

　ラジオが大好きな覆面レスラー、スーパー・ササダンゴ・マシン。ラジオをやりたくて、自腹で『スーパー・ササダンゴ・マシンのチェ・ジバラ』という番組を立ち上げたほどです。

　そんな彼がついに金曜の夕方ワイドのパーソナリティに抜擢されました。パートナーは同局のエース的な存在の行貝寧々アナウンサー。

　オープニングから"VIVANT"ならぬ"金曜劇場CHAVANT"と呼ばれる茶番劇でスタート。清楚なイメージの行貝アナのキャラクターが豹変するところにも注目です。他局のラジオDJをサプライズゲストに呼んでリスナーを感激させたり、新潟市内の町別対抗戦（BREAKING TOWN）の対抗でのネタコーナーがあったりと、楽しい仕掛けや企画を随所にちりばめています。

　いわば、生ワイド番組の仮面をかぶったエンターテインメントショー！

BSN新潟放送『スーパー・ササダンゴ・マシンのセッパン！』

放送日時　毎週金曜16:00～18:59
https://www.ohbsn.com/radio/programs/seppan/

◆KRYラジオ『なりはたりき』

　世の中のあらゆることが過渡期を迎えている昨今、ジェネレーションギャップにとまどいを感じている人も多いはず。

『なりはたりき』では「仕事」や「恋愛」など世代間ギャップがありそうなテーマを肴にギャップを楽しみます。パーソナリティは成田弘毅アナウンサー（30代）と畑中里咲アナウンサー（20代）。

　リスナーから寄せられた懺悔を紹介する企画では、奈良出身でラジオ好き一家に育った畑中アナが奈良の方言で活を入れます。

　叱られることが少なくなった今、自分を正してほしいと願うリスナーからの投稿が続々と届いています。方言を話す時の畑中アナの豹変ぶりにも注目。

KRYラジオ『なりはたりき』

放送日時　毎週日曜21:00～21:30
https://kry.co.jp/radio/narihatariki/

やきそばかおる

山口県出身。ラジオコラムニスト・インタビュアー・ライター。新聞、ラジオ、雑誌、webで全国のラジオ番組を紹介。取材、インタビューを積極的に行っている。『やきそばかおるのラジオコンシェルジュ』（渋谷のラジオ金曜21:30～）では毎週、各地のパーソナリティーをゲストに楽しくトーク。元ハガキ職人で、学生時代はハガキ、FAXで多い時には月に330枚を投稿していた。

文＝やきそばかおる

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