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プチプラコスメ・ザ・ベスト2024【4】一気にお洒落な顔になれる「Fujiko」の水彩チーク

CREA WEB / 2024年12月14日 11時0分

 みなさん、こんにちは。

 今年の後半は、なかなか収まらない猛暑に振り回され、このままずっと夏が続くのでは? という感じでしたが、それでも年末はやってくるわけで、今年もベストプチプラコスメをご紹介します。

 ほとんどすべてのものの価格が上昇しているように感じる昨今ですが、プチプラコスメ界は変わらず元気に、2024年もさまざまな人気アイテムが誕生しました。普段メイクアイテムに比べると動きがやや少なめに感じるプチプラスキンケアにも、今年は変化が。

 そんな中でリピートし続けるほどお気に入りになった、マイベスト10を発表します!

 4つ目は、色も発色も絶妙に可愛い! Fujikoです。


#04 肌と一体化し、自分本来の血色がよくなったかのよう! 
Fujiko 水彩チーク


フジコ 水彩チーク。

 ちょうど1年前、ベストプチプラコスメをご紹介したあとに、番外篇として「“ニュアンスチーク”が人気になっている」という内容の記事を掲載しました。

 強い色ではなくて、あくまで自然な陰影や血色を感じさせる淡~い色のチークが増えているのを感じ、そういうチークを勝手に“ニュアンスチーク”と説明したのです。

 その後“ミュートチーク”や“ステルスチーク”なんて言葉も散見されていて、チークのトレンドは、入れてるけれどほのかな血色程度、という流れは今年も続いていました。

 で、そんな流れの中3月にFujikoから登場したのが、このウォータリータイプのチーク。名前は“水彩チーク”で、水彩絵の具のほわ~んと柔らかくにじむようなイメージ通り、内側からジュワンとにじみ出るような発色のチークです。

 コレが多くの人の心を鷲掴み、「透けるような発色で、ジュワッと火照ったような血色感が可愛い!」という声が多く大ヒットしています。


じゅわんとにじみ出るような血色を簡単に作れる、ウォータリータイプのチーク。水分75%なので、みずみずしくシアーで、頬のツヤ玉が強調されるような仕上がりに。つけた瞬間少しヒヤッとする感触も気持ちいい。美容成分として、バラエキス、ツバキ種子油、月見草油、アンズ核油の4種を配合。合成香料、パラベン、クルエルティすべてフリー。大人気の03 マイアメージングピンクは、透明感を爆上げしてくれると話題のラベンダーピンク。フジコ 水彩チーク 全3色 各3.8g 1,760円/かならぼ

 色はミルキーなパステルトーンのピンクで全3色。砂糖菓子のようなデリケートで可愛い色です。PRの方によると「誰でも使いやすい色にこだわり、またピンクというハッピー感のある色にこだわった結果、この3色になりました」とのこと。


フジコ 水彩チーク 03 マイアメージングピンク色見本。

フジコ 水彩チーク 03 マイアメージングピンク使用イメージ。

 筆者は特に色白肌ではないため、白みの強いパステルカラーは普段あまり選ばないのですが、コレを塗ってみて「使える!」と驚きました。

 何しろ発色の仕方がホントにシアーで薄づきなので、「チークを塗った」というよりも、「自分の血色がよくなった」印象に仕上がるのです。“何かを塗った”感がなく、言ってみれば見えないくらいの色の薄衣を重ねたか、または写真に自然なメイクになる加工をしたかのよう。

 特に話題となった03番のマイアメージングピンクは、ピンクのグループになってはいますが、透明感のあるラベンダーカラーです。

 どちらかといえばいわゆるブルベ肌向きの色だし、自分には似合わないかなと思いながら試したのですが、意外に自然に溶け込んでしまい、普段より顔色が明るいかな? という印象はあるけれど、白浮き感はナシ。筆者の場合はちょっとクールな印象になり、「肌色関係なく全然使えるな」という感想でした。

発売から3週間で販売個数7万個の大ヒット!

 またこの色を、目の下側と小鼻をつなぐ三角ゾーンに塗ってみたら、顔全体の明るさが強まり、パーリーな光り方とは違う、ごくごく自然なハイライトを入れたような仕上がりに。

 それは、肌のツヤ、光沢がより引き立つ印象になるからだと思います。“ツヤが失われず血色が出る”というのも人気の理由のひとつのよう。


02 マイラブリーピンク。わずかに黄みも感じるキュートなピンクは万人に似合う色。幅広めに入れてもうるさくならないのが嬉しい。

フジコ 水彩チーク 02 マイラブリーピンク色見本。

 この自然さと絶妙な色の可愛さに一気に火がつき、発売から3週間で販売個数がなんと7万個に届いたそうです。3週間とはすごい。

 またこのチークは、大人の女性にぜひ使ってみてほしいと思います。


フジコ 水彩チーク 02 マイラブリーピンク使用イメージ。

 顔色がくすんだりツヤがなくなってくる年代には、チークが入っている方が良いとは思うのですが、あまりにピンク! オレンジ! と色が全面に出ているように強いと、なんだか頑張り過ぎている印象になったり、顔全体の印象がうるさくなりがちです。

 そこへいくとこの3色のような、色自体が淡く、シアーな質感のものだと、本人の血色かな? と思わせられるし、アイメイクやリップの色とケンカもしません。

 さらに個人の感想ですが、野暮ったくないとでもいいましょうか、なんとな~く、センスがいい顔に見える。

 と、いいことづくめなのです。

ファンデに混ぜて使用したりシェーディングとして使えたりと万能


01 マイスイートピンク。上品で控えめなピンクだけど、ベージュやグレーがわずかに感じられる色なので、ごくごく自然な陰影をつける目的でも使える。

 クリームチークやリキッドタイプのチークがうまく塗れない、という人もいるかもしれませんが、これは、色を入れたい部分の三箇所ぐらいにポンポンとおいて、指先で軽く叩き伸ばせばOK。

 色としてはホントに淡いので、もっと色を感じさせたいという人は重ね塗りをしたり、このチークを下地として上にパウダータイプのチークを重ねるという方法もアリです。

 ただ、色をガン! と主張させないのがこのチークの特徴でありよいところ。


フジコ 水彩チーク 01 マイスイートピンク色見本。

フジコ 水彩チーク 01 マイスイートピンク使用イメージ。

 一見「淡過ぎてよくわからない?」と感じても、少し離れて顔全体で見てみると、入れていない状態と比べたら、確実に顔に自然な立体感や血色が生まれているのがわかると思います。

 ちなみにFujikoのYouTube公式チャンネルで、このチークの使い方を解説している回では、実は全顔に使用OKで、目元やリップに使ってもいいと紹介されていました。

 またファンデに混ぜて色のトーンを変えたり、01番をシェーディングのように使う、といった使い方もアリなのだそう。

 リキッド状だからこそできるワザですね。たった1品でそこまで汎用性の高いチークなんて、なかなかないと思います。

 プチプラブランドで色が似たチークは他にもあると思いますが、汎用性の高さ、入れたときの自然さが秀逸で、ベストプチプラに選びました。

 コロナ禍でマスク着用が日常となってから、リップと共にチークも使わなくなっていた人も多いと思います。そしていざマスクをしない時間も増えてきたら、「あれ? チークってどういう色がいいんだっけ? どう入れればいいんだっけ?」と、チークの意味や、トレンド、入れ方迷子になった人も多いのではないでしょうか。

 そんなチーク迷子の方は、ぜひこの淡色透けチークを試してください! プチプラなので、全色買いもアリですので。

Fujiko(かならぼ)


https://fujikobrand.com/c/fujiko/suisaicheek/

斎藤真知子

高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。

構成・文=斎藤真知子

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