【クリスマスメニュー】「恒例にすると子どもも楽しみに」行正り香のレシピ“チキンと野菜のオーブン焼き&インゲンとトマトのサラダ”
CREA WEB / 2024年12月20日 11時0分
「毎日、休みなく続いていく食事づくり。でも、いつも100パーセントの力でがんばっていると、体も心も疲れてしまいます」と話すのは、料理家・インテリアデザイナーの行正り香さん。行正さんが平日の晩に約20分でつくれて、見た目も食べごたえも満足できる「2皿ディナー」のレシピを紹介した『行正り香のがんばらない平日レシピ』より、一部を抜粋して紹介します。
Winter & recipes
まだ暖かい陽気が続くと思っていたのに、突然、デパートにはきれいなクリスマスツリーが並び始めます。お店に入ると、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン。天井のスピーカーから、クリスマスソングが流れている。あ、もう冬だ。冬がやって来るんだ。
いつもはにおいで季節の変化を感じるのに、冬だけは違う。目と耳が、先に季節の変化を伝えてくれます。秋の食材選びも楽しいけれど、冬の食材選びもまた、楽しい。シチューにはカブを入れようか、鍋には春菊を入れようか。鴨も入れようか。苦さと甘さの掛け合わせに、どんなお酒を合わせよう。そうこう考えているうちに、冬も深まり、路地には白やピンクの、そして紅色のさざんかが咲き乱れ、鮮やかな色が、灰色の街に彩りを添えていきます。
朝、澄んだ空気のなかを歩いていたら、歌いながら散歩する保育園児たちとすれ違いました。黄色い帽子をかぶった小さな子が、小さな手で、ポトンと路地に落ちたさざんかを拾っている。袋に大事そうに入れて、きっとお母さんのおみやげにするのかな。微笑ましい姿に、心の奥底まで温かくなります。
寒い冬は、親しい人と肩を寄せ合って鍋もよし。スパークリングワインで、クリスマスや年始を祝うもよし。寒いからこそ生まれる、ちょっと近い関係を楽しんでみるのは、いかがでしょう。春が来るまで、心だけでもほっと温かい冬を。
チキンと野菜のオーブン焼き&インゲンとトマトのサラダ
今年のクリスマスは、なにをつくろうかと、毎年悩む人もいますが、私は“毎年同じ”です。チキンを焼いてイチゴのショートケーキをつくる。これが、わが家のクリスマスと決めているので、メニューづくりに頭を悩ますこともありません。“クリスマスは、あれ”と恒例にしてしまうと、かえって子どもも楽しみにしてくれます。
近所になじみの鶏肉屋さんがあって、忙しいときは電話で「すみませ~ん。夕方取りに行きますから、骨つきの鶏モモ肉4本! ついでに塩ふっておいてくださ~い」と頼んでおきます。
夕方になったらこの鶏肉を受け取れば、あとは家に帰って焼くだけです。
骨つきの鶏肉は、網にのせてオーブンで焼くのがベストで、脂が落ちて皮もカリッと焼き上がります。そのとき網の下に入れる天板に野菜を並べておくと、上から落ちてくる鶏肉のうま味のある脂が野菜にしみ、つけ合わせも同時にできて一石二鳥。ニンジンは砂糖と塩をまぶしてから焼くのがコツで、こうするとグラッセみたいに甘く焼き上がります。
赤と緑のクリスマスカラーでまとめたサラダをサブに添えたら、ワインの栓を抜いて、今年も「メリークリスマス!」
チキンと野菜のオーブン焼き
材料[4人分]
・骨つき鶏モモ肉……4本
・ジャガイモ……4個
・タマネギ……大1個
・ニンジン……2本
・塩……小さじ2
A
・砂糖……小さじ1
・塩……少し
・ニンニク……1個
・オリーブオイル……大さじ2
・粗びきコショウ(黒)……適量
・レモン(くし形切り)、クレソン……各適量
つくり方
(1)鶏肉は1本に対して塩小さじ1/2をまんべんなくふり、室温に30分ほどおく。
(2)ジャガイモは皮ごとラップに包み、電子レンジで8分加熱する。流水の下で皮をむき、半分に切って塩少し(分量外)をふる。
(3)タマネギは丸ごと皮つきで、ラップをせずに電子レンジで2分加熱し、4等分に切る。
(4)ニンジンは縦4等分に切り、Aをまぶす。
(5)天板にクッキングシートかアルミ箔を敷き、(2)~(4)の野菜と丸ごと皮つきのままのニンニクを並べてオリーブオイル大さじ1をかける。
(6)(5)に網をのせ、1の鶏肉を皮を上にして並べ、オリーブオイル大さじ1をかけ、コショウをふる。180℃のオーブンで50分ほど焼く。
(7)焼き上がったら器に盛り合わせ、レモンとクレソンを添える。
インゲンとトマトのサラダ
recipe
材料[4人分]
・インゲン(ヘタを除く)……1パック
・トマト……2個
A
・レモンの絞り汁……大さじ1
・EXVオリーブオイル……大さじ2
・塩……小さじ1/3
・砂糖……小さじ1
・バジルの葉(あれば)……少し
memo
トマトの皮は直火で焼いてむくのがカンタン。
つくり方
(1)インゲンはラップに包んで電子レンジで4分加熱し、水に取ってからペーパータオルで水気をふいて長さを半分に切る。
(2)トマトはヘタにフォークを刺し、直火にかざして皮がはじけるまで焼く。流水にさらして皮をむき、ヘタを除いてくし形に切る。
(3)ボウルにAを混ぜてドレッシングをつくり、(1)のインゲンと(2)のトマトをあえる。器に盛って、バジルを飾る。
行正り香(ゆきまさ・りか)
1966年、福岡県生まれ。高校時代にアメリカに留学し、カリフォルニア大学バークレー校を卒業。広告代理店勤務を経て、フリーに。料理研究家として活躍する傍ら、東京・新橋のステーキレストラン『FOOD DAYS』を営業し、英語コンテンツ「KARAOKE English」も運営する。夫と2人の娘とインコの5人家族。
文=行正り香
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