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【食べれば〇〇シリーズレシピ7選】揚げない天丼、包まないいなり寿司…最小限の手間であら不思議、〇〇の味がする傑作レシピ

CREA WEB / 2024年12月20日 11時0分


 フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気連載「のっけて、食べる」より、揚げない天丼、包まないいなり寿司……最小限の手間なのにあら不思議、〇〇の味がする「食べれば〇〇シリーズレシピ」をまとめてご紹介します。

※掲載商品の価格、パッケージのデザインは初出時のものです


◆揚げない“なんちゃって”天丼

レシピ:しらいのりこさん


なんちゃって天丼。

 先日のソースカツ丼のトンカツは自分で揚げることをおすすめしましたが、こちらの天丼は揚げなくても大丈夫。しかも、のっけるだけ。しっかり混ぜていただけば、なんと天丼の味がするではないですか! という「食べれば〇〇シリーズ」です。

 きんぴらごぼうは市販品でOK。万能ねぎの代わりに青のりでもおいしいです。お弁当のおかずにもいいのでぜひ。

■材料(1人分)

・きんぴらごぼう(市販品):適量
・桜エビ:大さじ1
・揚げ玉:大さじ1
・めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1
・万能ねぎ薄切り:適量
・ごはん:適量

■作り方

(1) 揚げ玉にめんつゆをふりかける。

(2) ごはんにきんぴらごぼう、桜エビ、(1)、万能ねぎをのせ、混ぜながらいただく。

 この「食べれば〇〇シリーズ」、色々持ちネタありますので楽しみにしててください。

 昨日の白央さんのアボカド×とろろ、今までやってなかった組み合わせで、目からウロコ。確かにマグロ×とろろがあるんだから合わないわけないですね~。

◆なんちゃって「トンテキ」丼

レシピ:しらいのりこさん


玉テキ丼。

「トンテキ」は分厚い豚肉をケチャップソースに絡めたものですが、今回は玉ねぎをステーキにして、豚テキのソースに絡めてしまうという、なんちゃってにもほどがある、玉テキ丼です。

 さすがに玉ねぎだけだと寂しいので、ソースに薄切り肉を入れてます。もちろん若者にはきちんと分厚い豚肉を焼いて、このソースを絡めてあげてください。

■材料(1人分)

・玉ねぎ:2/3個
・小麦粉:大さじ1
・豚ばら薄切り肉:50g
・にんにく:1/2片
・ごはん:適量

【合わせ調味料】
・中濃ソース、ケチャップ、みりん:各大さじ1
・醤油:小さじ1

・オリーブオイル:大さじ1
・パセリ(あれば):適量
・こしょう:少々

■作り方

(1) 玉ねぎは1センチの厚さに切り分け、小麦粉を薄くつける。豚肉は細かく切る。合わせ調味料は混ぜ合わせておく。にんにくは薄切りにする。

(2) フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱めの中火で熱し、にんにくがきつね色になったら取り出す。

(3) 玉ねぎを並べて蓋をし、2分ほど焼いたらひっくり返す。豚肉を加え、ほぐしながら焼く。2分ほどしたら合わせ調味料を加えて全体をなじませる。

(4) にんにくをのせ、こしょうをふり、あればパセリをふっていただく。

 厚切り肉で豚テキを作る場合は筋に切り目を入れて焼きましょう。私は肩ロースで作る豚テキが大好きです。昨日の白央さんの仙台麩、トンテキソースからめてもおいしそう……。

◆お手軽「おいなりさんのっけ弁当」

レシピ:しらいのりこさん


おいなりさんのっけ弁当。

 おかずが少しずつ余ったとき、テーブルに並べても食べてくれないけど、お弁当箱に詰めると不思議と食べてくれるというお話を聞いて、なるほどと思いました。

 破れてしまった油揚げの甘煮、いなり寿司にするにはちょっとアレだったので、千切りにして酢飯にのっけて混ぜていただきました。曲げわっぱのお弁当箱に詰めるといい感じ。そして食べるとバッチリいなり寿司の味!

 混ぜてから少し時間をおくと味がなじんでおいしい。海苔をまぜてもおいしいですよ。これも「食べれば○○シリーズ」の仲間です。

■材料(1人分)

・油揚げの甘煮:2枚
・しらす:大さじ1
・酢めし:茶碗1杯分
・酢ばす:2~3枚
・生姜の甘酢漬:適量
・白煎りごま:適量

■作り方

(1) 酢ばすはみじん切りにする。生姜の甘酢漬けは千切りにする。

(2) 酢めしに(1)としらすを混ぜる。油揚げの千切りをのせ、白ごまをちらす。

 今日はお気に入りの白ごまを使いました。この祇園むら田のごま、香り高くていつものお料理がグレードアップします。


煎り 白ごま 115g 874円/祇園むら田

◆「麻婆丼」ごはん

レシピ:白央篤司さん


食べれば麻婆丼。

 豆腐をチンして、肉みそだけ作って「食べたら口の中で麻婆豆腐!」という思いつきから出来たレシピです。なるたけ最小限の手間で麻婆豆腐的なものを作ってみたいな、と。おすすめのラー油があるので、合わせてご紹介しておきますね。

■材料(1人分)

・豆腐:100g
・豚ひき肉:100g
・にんにく:3g
・油:小さじ1
・刻み長ねぎ、いりごま、ラー油:各適量
・ごはん:適量

A
・醤油、味噌、酒、みりん:各小さじ2
・小麦粉:小さじ1/2

■作り方

(1) 豆腐は一口大の角切りにしてレンジ対応の容器に入れ、500ワットで3分ほど加熱する。Aを容器に入れてよく合わせておく。

(2) にんにくをあらみじん切りにする。

(3) フライパンに油をひいて中火にかけ、(2)、豚ひき肉を加えてほぐしつつ炒める。

(4) 豚肉の赤いところがなくなったら、Aを加えてよく全体を混ぜる。

(5) 器にごはんを盛り、豆腐、(4)をのっけてねぎ、いりごま、ラー油を適量かける。


四川風ラー油 希望小売価格 194円/エスビー食品

 麻婆豆腐や担々麵におすすめのラー油といえば、これ。エスビー食品の「四川風ラー油」、私は100均ショップで買っています。今回の肉味噌を豆腐にのっけて、ねぎとこの辣油でおつまみにするのもいいですよ。

◆ 揚げない“鮭フライ”トースト

レシピ:しらいのりこさん


なんちゃって鮭フライのっけトースト。

 カリカリパン粉ブーム到来。

 このカリカリパン粉、鮭フレークにのせて食べると鮭フライ、牡蠣のソテーにのせれば牡蠣フライ、チキンステーキに乗せたらチキンカツ……すごくないですか?

 今日はポテサラと鮭フレークにのせたので鮭のコロッケ味に。パンにポテサラとカリカリパン粉のせれば、コロッケパンの味になります。カリカリパン粉、保存もきくので、多めに作っておくと重宝します。

 昨日の白央さんのスパイス白子にかけたら白子フライになりますね。やってみよ。

■材料(1人分)

・食パン:1枚
・甘塩鮭:1切(または鮭フレークでも)
・カリカリパン粉:大さじ1~2
・キャベツ千切り:好きなだけ
・じゃがいも:1個
・マヨネーズ:適量
・粒マスタード:適量

カリカリパン粉(作りやすい分量)
・パン粉:大さじ2
・パセリ(乾燥):小さじ1
・粉チーズ:大さじ1
・オリーブオイル:大さじ1/2
・にんにくみじん:少々

■作り方

(1) 甘塩鮭はふんわりラップをして電子レンジ600ワットで2分加熱して取り出し、ほぐす。じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、さっと水で洗い、電子レンジで2~3分加熱して取り出し、フォークで潰し、マヨネーズと粒マスタードで和える。

(2) フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて中火で熱し、にんにくを加える。香りがたったら、パン粉、パセリを加えて炒め、きつね色に焼き色がついたら粉チーズを加えてさっと混ぜる。

(3) 食パンにマヨネーズ少々を塗り、キャベツの千切り、(2)、(1)をのせ、さらに(2)をのっけ、マヨネーズをかける。


自家製のカリカリパン粉。

◆揚げないから楽ちん「磯辺揚げ丼」

レシピ:白央篤司さん


ちくわの磯辺揚げ風丼。

 しらいのりこさんの「なんちゃって天丼」インスパイア、今回は揚げない磯辺揚げ丼です。焼いたちくわ+青海苔+天かすという構成、予想以上においしかったです。

■材料(1人分)

・ちくわ:70g
・天かす:大さじ1~2
・青海苔:適量
・サラダ油:小さじ1
・めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1
・酒:小さじ1
・ごはん:1膳分

■作り方

(1) ちくわは1センチ幅程度のななめ切りにする。フライパンに油をひいて中火にかけ、両面をこんがりと焼く。

(2) めんつゆ、酒を加えて、水分が軽く飛ぶ程度に炒め煮にする。

(3) 器にごはんを盛り、(2)をのせ、青海苔、天かすを散らす。

◆揚げないから簡単「海老たま天丼」

レシピ:しらいのりこさん


海老たまのっけ丼。

 久しぶりの「食べれば〇〇シリーズ」、今回は「食べれば海老天丼」です。

 むきエビと玉ねぎ、揚げ玉で海老天丼風味になります。むきエビは冷凍で常備してると何かと安心。ちょっと入れただけで満足度高し。それにしても、揚げ玉ってほんといい仕事しますよね。

■材料(1人分)

・むきエビ:5~6尾(50g)
・揚げ玉:大さじ1
・玉ねぎ:1/8個

・溶き卵:1個

・めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1
・水:大さじ3

・万能ねぎ小口切り:適量

・ごはん:好きなだけ

■作り方

(1) 玉ねぎは薄切りにする。

(2) 鍋にめんつゆと水を入れて中火で熱し、玉ねぎとエビを入れる。玉ねぎがしんなりしたら揚げ玉を加える。溶き卵を流しいれ、大きく混ぜる。蓋をして1分ほどしたらごはんにのっける。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)


白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/



しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

文・撮影=白央篤司、しらいのりこ
イラスト=二村大輔

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