保存版【間違いのない「和菓子」手みやげ】5選《売り切れ必至のどら焼、とらやの限定ミニ羊羹…》贈りもの賢者の御用達は?――2024年BEST記事
CREA WEB / 2025年1月3日 11時0分
2024年にCREA WEBで反響の大きかった記事を発表します。グルメ部門の第4位は、こちら!(初公開日 2024年12月10日 ※記事内の情報は当時のものです)
今年も、50名以上の贈りもの上手な皆さんにお気に入りのアイテムやセレクトのコツを伺いました。おいしいものから日々を豊かにしてくれる雑貨、憧れのファッションアイテムまで600点以上が勢揃い! 「CREA」2025年冬号より一部をご紹介します。
食に関する執筆多数、シェフや食関係者からの信頼も厚い平野紗季子さんと渡辺P紀子さん。食いしん坊でもあるおふたりのおすすめなら贈って喜ばれること間違いなし。
世代をこえた手みやげの定番・和菓子。あの名店の新商品に、新感覚のお餅、老舗の限定商品などふたりを夢中にさせる魅力的な和菓子は贈る楽しさもアップさせてくれます。
≫保存版【間違いのない「洋菓子」手みやげ】5選
【菓子処 大口屋】餡麩三喜羅
麩饅頭好きを唸らせる優しい甘さの餡とかわいらしさ。
文政元年(1818年)創業の老舗菓子店を代表する「餡麩三喜羅」。なめらかなこし餡の入った麩饅頭を包む、塩漬けされた山帰来(サルトリイバラ)の葉が名前の由来。半年間塩漬けされた山帰来の葉の香りと塩味がほどよいアクセントに。
「生麩が好きで全国各地の麩饅頭をいただきますがこれ、好きなんです」(Pさん)
「帽子かぶってるみたい」(平野さん)
「飛騨高山の民芸品『さるぼぼ』を思い出しちゃう。かわいいでしょう。いただいたら嬉しいかなって。淡い小豆色のこし餡が優しい甘さで心惹かれます。餡麩三喜羅って最初は覚えられなかったけど一度覚えると言いやすい。名古屋駅の改札近くで買えるのでおみやげにもすごくいい、というものでございます。」(Pさん)
菓子処 大口屋
所在地 愛知県江南市布袋町中67
電話番号 0587-56-3067
営業時間 8:30~18:00
定休日 元日
賞味・消費期限 2日
※通販可
【豆半】どら焼
繊細な上生菓子に金沢の茶人たちが信頼を寄せる受注生産のみの和菓子店「吉はし」。その三代目兄弟が予約なしで気軽に購入できるように始めた「豆半」では、どら焼や苺大福など親しみやすい和菓子を販売。人気のどら焼は売り切れ注意。
「Pさんに教えていただいた『豆半』では完璧などら焼に出会うことができました。銅鍋で炊く餡は“あんこにみずみずしいっていう基準があったんだ!”って驚くくらいのみずみずしさで、隠し味に昆布だしを使った生地の旨み、厚さもパーフェクトでネクストレベルのどら焼、どら焼の新時代や! ってなりました」(平野さん)
豆半
所在地 石川県金沢市東山2-2-2
電話番号 076-252-2634
営業時間 月曜 9:30~12:00、火~土曜 9:30~17:00 日曜・祝日 9:30~11:00
定休日 不定休
賞味・消費期限 3日
※通販可
【SISIRI】雪もち
愛らしくてモダンな“北和菓子”「みんな好きでしょ!」
北海道の素材で作られた北和菓子「雪もち」。北海道の雪のようなふわふわのお餅の中には、じっくり炊き上げた有機栽培のえりも小豆のつぶ餡と北海道のグラスフェッドミルクで作ったクリームが入っている。薄紙にはエゾマツの葉のプリントが。
「このかわいらしいお菓子は大福?」(Pさん)
「北海道産の小豆と生クリームを使った「雪もち」で、食べた瞬間に絶対にみんなに好かれるおいしさだ! って思いました。これ知ってますかバトルでも、負け知らずの手みやげ。予約して確実に買えるのもいい。」(平野さん)
SISIRI
所在地 東京都渋谷区恵比寿3-38-25
営業時間 土曜、日曜、祝日 10:00~17:00
定休日 月~金曜
賞味・消費期限 冷凍で30日、解凍後は冷蔵で3日
※通販可、店頭受け取り予約もオンラインで
【TORAYA GINZA】ちぐさかん
さまざまな味が楽しめる一口サイズの羊羹。ちぐさ(千種)は種類が多いことを表す古語で、世代も国境も越えて羊羹を楽しめるよう伝統的な和菓子の素材に加え果物やスパイスの味わいも。通年販売(あずき、抹茶、山椒)と季節限定発売のセットあり。
「こちらはとらやのルーキー、TORAYA GINZAの限定商品『ちぐさかん』です。季節限定セットにはフルーツなどもあって和製パート・ドゥ・フリュイというか、アップデートされた羊羹はどんな世代にも喜ばれます。小ぶりなジャストサイズの専用ショッパーにはめっちゃ特別感があるでしょう」(平野さん)
TORAYA GINZA
所在地 東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル4F
電話番号 03-6264-5200
営業時間 11:00~19:00
定休日 元日、毎月第2月曜(祝日の場合は第3月曜)
賞味・消費期限 21日
※通販不可
【小布施堂】栗むし
栗の名産地として知られる長野県の小布施町で、栗あんを使った和洋さまざまな栗菓子を製造・販売する小布施堂。栗あんを練り上げた生地に栗の渋皮煮を入れて蒸した栗蒸し羊羹はもっちりとした生地を口に入れると豊かな栗の風味が広がる。
「こちらは小布施堂の『栗むし』」(Pさん)
「全体的に栗色。栗餡ですね」(平野さん)
「こんなに栗づくしの蒸し羊羹ははじめて。サイズ感もほどよくて、甘いものはあまり得意じゃないけど栗の季節には栗のお菓子を食べたいな、という方に差し上げたい。お手頃感もあるから軽~く差し上げるのに最適」(Pさん)
「餡と栗のボーダレス感がすごい」(平野さん)
小布施堂
所在地 長野県上高井郡小布施町808
電話番号 026-247-2027
営業時間 9:00~17:00
定休日 無休
賞味・消費期限 10日
※通販可
●教えてくれたのは……
平野紗季子(ひらの・さきこ)さん
フードエッセイスト
福岡県出身。小学生のころから食日記をつけ続ける。執筆、ラジオ、Podcastパーソナリティほか、フードディレクターとして菓子ブランドの代表を務めるなど食を中心に活動。近著は『ショートケーキは背中から』(新潮社)。
いちばん喜ばれた贈りもの:いったつみとらどうの椰子の白わらび餅。
渡辺P紀子(わたなべ・ぴい・みちこ)さん
フードエディター
食に関する幅広い知識と高い取材力で日本のみならず世界各地のレストランや料理店を取材。雑誌やwebでの食関連の特集や連載多数。雑誌や単行本等の企画・編集にも携わる。無類の麺好きでも知られる。
いちばん喜ばれた贈りもの:月乃舎のわらび餅。
続きは「CREA」2025年冬号でお読みいただけます。
文=齊藤素子
写真=鍋島徳恭、平松市聖
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