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登山を始めたい、あなたへ。自然をこよなく愛するクレッタルムーセン・スタッフの愛用品は、洗練され、かつ実用的なアイテムが勢ぞろい

CREA WEB / 2024年12月31日 11時0分

あなたの「外遊びの必携リスト」は? スウェーデン発ブランド「クレッタルムーセン」社員に聞きました


「クレッタルムーセン」の佐久間周さん(クレッタルムーセン プレス)。

 ちょっと遠出してキャンプやハイキング、身近な自然でバーベキューやピクニック……そんなアウトドアの時間をいっそう楽しくしてくれるのが、機能的で素敵なアイテムたち。でも数多く発売されているアウトドアグッズの中からどれを選べばいいのか迷ってしまう。そこで外遊びの達人である、アウトドアブランドの社員に、おすすめを聞いてみよう。

 連載第27回は、独創的な機能とデザインで人気を高めているスウェーデン生まれのアウトドアブランド「Klattermusen(クレッタルムーセン)」から、佐久間周さん(クレッタルムーセン プレス)が登場。子どもの頃から川遊びにどっぷり浸かり、自然をこよなく愛する佐久間さんはこの冬、バックカントリースキーと雪山登山に挑戦予定。お気に入りのアイテムを聞いてみよう。


とにかくおすすめ! 普段使いもできる私の愛用キャンプ小物

◆煤や灰汚れがかっこいい、ワイルドな佇まい
レザーケース入り コーヒーケトル 0.9L/Lemmel Kaffe


レザーケース入り コーヒーケトル 0.9L/Lemmel Kaffe

レンメルコーヒー

https://lemmelkaffe.jp/product/leathercase/

「キャンプでよく使っているアルミのケトルです。焚き火に直接かけるので、煤(すす)で真っ黒(笑)。使ったあと、汚れを気にせずレザーケースにしまえるのがラクで気に入ってます。

 スウェーデンの『レンメル コーヒー』が販売しているセット商品で、ケトルはスウェーデンの『トランギア』製品に『レンメル』のロゴ入り。『レンメルコーヒー』が提案している、お湯に直接コーヒーの粉を入れて煮出すというスウェーデンの伝統的な淹れ方も試してみました」

◆金物屋で偶然出会った「アルミの鍋」
アルミ製鍋/ブランド不明


アルミ製鍋/ブランド不明

「金物屋でたまたま見つけたアルミの鍋で、700円くらいでした。“登山に使えそう!”という直感のとおり、とにかく軽くてアウトドアで1人分の煮炊きをするのにちょうどいいんです。ちょっとかさばりますが、フタのつまみを自分でパラコードに変えたり工夫して使っています。お米を炊いたり、スープを作ったり、カップ酒を温めたり、いろいろと活躍します」

こっそり教える、ウチの会社の人気&使える商品!

◆2010年の発表以来、愛され続けてきたクレッタルムーセンのベストセラー
アルグロン 2.0 ジャケット/Klattermusen


アルグロン 2.0 ジャケット/Klattermusen

アルグロン 2.0 ジャケット/Klattermusen

https://klattermusen.jp/products/km-10003?srsltid=AfmBOorK22oK4pqOSQ88xaILs6fr8DLRmNxKuvzi0Kal1miDaeCus0AH/

「冬山登山やスキー・スノーボードなど幅広いアウトドアに使えるだけでなく、スリムフィットで街でもカッコよく着られるハードシェル。『クレッタルムーセン』本社があるスウェーデンは、自然と生活の距離がとても近くて、“街で着られるアウトドアウェア”が合理的な環境。

 本社がスウェーデンのスノーリゾートに位置しており、シーズン中は仕事を終えたあとにそのまま山へ滑りに行くことも。そんな時、街と雪山で兼用できるジャケットは理想的です。高い防水・透湿性を備えながらストレッチの利く柔らかい生地で、あごに干渉しないように斜めのジッパーをデザインしたり、長く使えるように袖口のアジャスターをマジックテープではなくセルフリペア可能なコードを採用していたり、細かい工夫がたくさんほどこされています」


アルグロン 2.0 ジャケット/Klattermusen

◆スキー、ピッケル装着可能な、スキーツーリング向け中型パック
ウル 30L/Klattermusen


ウル 30L/Klattermusen

ウル 30L/Klattermusen

https://klattermusen.jp/collections/recommend/products/km-40399u02?srsltid=AfmBOora6WGei4SiHNsdJLGCiLEgHec0Z8qKDLVWOSNxBbRJW2mNuMfP/

「両サイドにスキー板が取り付けられる軽量(843グラム)のバックパックで、春夏シーズンのハイキング用としても優秀。見た目にインパクトがある斜めにデザインされたウェビングループには、サコッシュやカラビナなどを自分好みにカスタマイズできて便利です。

 “捨てなくていいものを作る”というブランドのコンセプトのとおり、腰のベルトのバックルにプラスチックではなく金属を用いたり、防弾チョッキにも使われる頑丈な生地を底面に配したり、耐久性を高めています」


ウル 30L/Klattermusen

◆世界各地の山々にインスパイアされた、ポートランド発の手作りグラス
タンブラー/North Drinkware


タンブラー/North Drinkware

North Drinkware

https://northdrinkware.jp/

「アメリカのポートランドで作っている手吹きのグラス。『バートン』にいたデザイナーが立ち上げたガレージブランドで、地形図データをもとに製作しています。ヨセミテ国立公園のハーフ・ドームやマウント・フットなどアメリカの有名な山に加えて、わたしたちからのリクエストで日本の山も作ってもらいました。

 北アルプスの穂高岳と剱岳、富士山、北海道の羊蹄山、青森県の八甲田山の5種類。それぞれ等高線がデザインされた木製コースターもあります。僕はヨセミテへ行ったことがあるので、自宅で思い出の山を眺めながらビールを飲めるのはうれしい。ギフトにもおすすめです」

アウトドア、このアイテムだけは絶対欠かさない!

◆軽くて荷物にならない、万能なチェア
トレッカーチェア/THERMAREST


トレッカーチェア/THERMAREST

「トレッカーチェアは、アウトドアショップに行ったときにユーズドで見つけました。祖父のお下がりのスピーピングマットと相性がよかったので、組み合わせて使っています。軽くて荷物にならないので登山やキャンプに持っていって愛用しています。これに座って焚き火を囲んで話したり、飲んだり。酔っ払ってうとうとしてきたらバックルを外せば、そのまま横になれて自堕落な使い方もできてうれしいです(笑)」

◆自然をもっと楽しくするためのクラフトビール
クラフトビール/PADDLE BREW


クラフトビール/PADDLE BREW

クラフトビール/PADDLE BREW

https://paddlebrew-store.myshopify.com/

「地元の徳島県で子どもの頃から一緒に川遊びしていた友だちが作っているクラフトビール。友だちはカヌーで世界を旅していたカヌーイストで、ビールを混ぜる櫂(マッシュパドル)の代わりにカヌーのパドルを使っています。

 彼は山小屋スタッフでもあって、ビールには登山者目線の工夫がほどこされているものも。山へたくさんのビールを運ぶのは大変なのでアルコール度数が高めにしていたり、ぬるくてもおいしく飲める味わいになっていたり。僕はビール党なので、アウトドアにビールは欠かせません」

外で食べるご飯、この調味料を使うと絶品です

◆五島うどんだけでなく、アウトドアでの調理にぴったり!
あごだしスープ/五島うどん


あごだしスープ/五島うどん

あごだしスープ/五島うどん

https://www.goto-udon.jp/shop/item-25/

「アウトドアの調理でだしをよく使っています。ブランドにこだわりはありませんが、個包装になっているものが使いやすいですね。キャンプで夜に炊いた米が余ったら翌朝に雑炊を作ったり、乾麺のうどんを茹でたり。塩味が足りないときには万能です」


あごだしスープ/五島うどん

◆味が足りないときに役立つ、万能スパイス
ホールスパイス


ホールスパイス。

「味が足りないときに役立つのがスパイス。数種類のスパイスを小さいケースに入れて持っていきます。ローリエは汁物に、クミンや黒胡椒は肉料理に……などなど、その場で使いたいものを選んでいます。米粒を混ぜておくと除湿剤代わりになりますよ」

私が今までに見たアウトドアの「忘れられない景色」


ヨセミテ国立公園。

「2019年に訪れたヨセミテ国立公園の風景です。1週間ちょっとのアメリカ旅行の途中で立ち寄って、キャンプしながら周辺を散策しました。岩塊のハーフ・ドームをはじめ、自然のスケールがこれまで見たことのない大きさでとても驚いて、素直に感動しました。あまりリサーチもせずにアメリカへ行きましたが、自然はすごいし、人はフレンドリーで、ハンバーガーとか食事もおいしい。いつかまた行きたいです」


ヨセミテ国立公園。

――そんな佐久間さんがアウトドア初心者に伝えたい、「アウトドア半径を広げるコツ」とは?

「僕もまさにアウトドア半径を広げている最中。この冬は、職場の先輩やガイドの方を頼ってバックカントリースキーに挑戦したいと思っています。

 やっぱり仲間が身近にいるとやってみる敷居が下がると思うので、アウトドアをしている友だちや同僚がいたら頼ってみるか、もし周りにいなければアウトドアショップの店員に相談してみたらいかがでしょうか。実店舗の『クレッタルムーセン トーキョー』ももちろん、アウトドアを始めたい方の相談、ウェルカムです」

クレッタルムーセン
https://klattermusen.jp/

文=一ノ瀬 伸
写真=鈴木七絵

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