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「水は1日2L」はマストではない!? “むくみ対策”に“飲む水分量”より大切なこととは

CREA WEB / 2025年1月3日 11時0分

 朝起きて顔や体がむくんでいると、ガッカリしてしまいますよね?太った覚えはないのに、顔も大きく見えて、なんだか脚も重い……早くリカバーしたい!と思った経験は誰もがあるはず。

 そんな“むくみ”は、実は見た目の問題だけではありません。体が冷え、血流やリンパのめぐりが悪くなっていることを知らせる、体からの“なんとかして!”というサインであることも多いのです。そのまま放置しておくと、見た目に影響が出るだけでなく、深刻な不調や病につながっていくことも。

 “むくんでいる”日に、日常生活の中ですぐにできるアイデアを紹介した『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する 』より、一部を編集の上、ご紹介します。(全2回の1回目。2回目を読む)


●「質のいい睡眠が水太りとサヨナラできる味方に」

point

・眠れないと血管が縮んで血流が悪くなりがち
・不眠は腎臓の働きを弱らせ、水太りを助長する
・体を温めてから眠ると入眠がスムーズ


夜は12時までに体を温めて就寝ーーぐっすり寝るためには湯船につかるなどして、体を温めてから入眠すると寝つきもよくなる。睡眠中は成長ホルモンも出やすく、十分な睡眠時間がとれる12時までに就寝を。 (『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を解善する 』より)


質のいい睡眠のために寝る前には体を温めよう


 水が溜まり、体が冷えていると、眠りを妨げむくみを呼び起こします。人間は体の深部の体温が下がると眠りにつき、体温が上がると目が覚めるようにできています。そのため冷え性で体温が低い人は、体温の低下の変化が少ないため寝つきが悪い傾向に。

 また、よく眠れないと交感神経が優位な状態が続き、血管が縮みやすくなります。すると血流が悪くなり、腎臓の働きも弱くなり尿の排出も少なくなってしまいます。これらを避けるためには、質のよい睡眠をとることが大切。ぬるめのお湯につかる、腹巻きをする、カイロで温めるなどして体を温めると、体内部の温度が低下しやすくなり、寝つきがよくなります。

●「水は1日2L」はマストではない!?

point

・体内から毒素を排出できる尿量は約1.5L
・全員が1日に水2Lが必要なワケではない
・水分が体内に残ると、不調の原因になる
・体の声を聴いて、飲む量は判断しよう


水を排出できず かえってむくむことも――飲みたくないのに無理して大量の水を飲んでも、体内で処理しきれず、体に水が溜まってしまうことも。特にむくみやすい人は水分排出能力が下がっている可能性大。 (『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する 』より)

2L飲んでも排出できない人も。自分の体と相談して水分を摂ろう


 モデルさんが「毎日2L水を飲んでいます」と話しているのを聞いたことがある人も多いはず。美容記事などでは「水はたくさん飲む」のがセオリーですが、1日に2Lも飲む必要があるかは人によって違います。むしろ飲んだ水をきちんと「出せているか」のほうが重要です。

 人間が1日の毒素を排泄するのに必要な尿量は、1.5Lまで。1.5L以上の尿が出ても水分しか排泄されませんので、過量の飲水は意味がありません。書籍掲載の「むくみやすい人」の特徴に当てはまる自覚がある人は、体から水分を出せていない可能性があると心に留めておきましょう。摂る水分量を少し控えるなど、自分の体に合わせて調整しましょう。

監修者=川嶋朗

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