AI時代の詐欺リスクを検証

Netsが提供するデジタル決済サービスは、74万件を超える店舗や何百行もの銀行で利用されています。Netsは、サービスを利用する何百万人もの消費者が安全でシームレスな即時決済ができるよう、SASのAI機能を活用して、継続的に不正予測モデルを改善しています。

Nexiグループの不正および紛争対応部門統括者のユッカ＝ペッカ・ココネン（Jukka-Pekka Kokkonen）氏は、次のように述べています。「SAS Fraud Managementを活用することで、私たちは大量のデータをリアルタイムで処理し、異常パターンを特定して、正当な取引と不正な取引を区別することができます。この戦いの性質上、不正検知パフォーマンスを継続的にモニターすることが重要です。SASのソリューションは、必要に応じて調整可能であり、世界のさまざまな地域で変化し続ける脅威と戦うことができます」

保険金詐欺と戦い、質の高いサービスと適正な保険料を実現
1994年に最初の保険商品の提供を開始して以来、Quálitas MXはメキシコの最大手自動車保険会社に成長し、市場の約3分の1のシェアを獲得しています。現在は2万店以上の代理店を有し、車両500万台以上に保険を提供しています。イノベーションとテクノロジーの最前線に立ち続けることは、Quálitasの業務の礎石としてビジョンステートメントに記されています。このことは、同社のクラウドベースの不正対策アプローチにも反映されています。

Quálitasは、10年以上にわたり、SAS Fraud Frameworkを活用して保険金請求における不正を検知・防止してきました。そして、疑わしいアクティビティをより的確に検知できるよう、AIモデルを構築しています。不正を早期かつ的確に検知することで損失を減らし、保険料を抑えるとともに、正当な保険金請求に対して迅速に支払うことができます。これらはいずれも、高品質なサービスの提供と顧客ロイヤリティの向上にとって重要な要素です。

Quálitasの戦略プランニング担当ディレクターのレネ・アブダラ（Rene Abdala）氏は、次のように述べています。「私たちが扱うデータと取引の量は膨大です。そのデータを活用して問い合わせに回答し、より良い意思決定をすることが当社の使命です。SASは一貫した顧客の全体像を把握するためのツールを提供してくれます。不正やその他のリスクの特定に役立つだけでなく、保険料設定の最適化や全社的なKPIのモニタリングにもSASを活用しています」