SASの専門家、2025年に起こる行政機関におけるAIの岐路を予見

AI投資は生産性向上ブームに拍車をかけるのか、
あるいはデータ不足、不正行為者、規制の混乱に阻まれるのか

データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.（以下 SAS）が発表した最新のグローバル調査「Your Journey to a GenAI Future: A Strategic Path to Success for Government（生成AIの未来に向けて：行政機関におけるAI（ https://www.sas.com/en_us/industry/government/technology/ai.html
）導入成功のための戦略）」（ http://sas.com/government-genai
）によると、行政機関の意思決定者の84%が次年度に生成AIへの投資を予定していると回答しており、2025年には行政機関におけるAI活用が大きく加速する見込みです。投資によって、生産性や効率性を飛躍的に向上させる「新時代」を切り開くのか、それとも、官僚的な手続きやデータ品質の低さ、高度化する犯罪への対応といった課題により、期待が失望に変わるのでしょうか?
こうした点について、SASの公共部門担当の専門家が、これらの課題と可能性について見解を示しました。

トレンドと予測の詳細は、SASによる2025年の予測（ https://blogs.sas.com/predictions
）を参照ください。

行政機関には依然として、AIの有効活用を阻む内部障壁が存続
2025年はデータやAIに期待される利点と、行政機関がその恩恵を享受する能力とのギャップがさらに広がるでしょう。AIへの取り組みにはさらに資金が投じられるようになるものの、デジタル化の遅れに加えて明確なプロセスやデータスキルの不足から、行政機関はこうした取り組みから価値を引き出す上でさまざまな課題に直面し続けることになるでしょう。
― SAS アジア太平洋担当公共部門コンサルティングリード、エンスリー・タン（Ensley Tan）

非構造化データがAIや生産性の向上の新たな金脈に
効率化の必要性や減少し続けるリソースのために、政府は2025年にはAIで非構造化データソースを活用して、プロセスをスピードアップするだけでなく、政策や意思決定情報の改善を図っていくようになるでしょう。力技で問題解決に取り組む時代は終わろうとしています。
― SAS 米国ヘルスケア・カスタマー・アドバイザリー担当シニアマネージャー、イアン・クラマー（ Ian Kramer）