1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

SAS2025年予測:医療・ライフサイエンス業界におけるAIへの期待と現実

Digital PR Platform / 2024年12月18日 11時6分

テクノロジーが主役に
目覚ましい進歩にもかかわらず、医療分野の技術基盤の多くには依然として断片的で時代遅れの部分があり、デジタル分野の全面的な見直しは避けられないでしょう。病院から研究施設まで、医療機関はこれまで依存してきたさまざまなシステムを近代化・統合するソリューションを導入し、インフラを刷新しなければなりません。しかし、適切なツールがあったとしても、最も重要なのが財政投資です。AIのもたらす恩恵を最大限に活かすためには、業界として多大なリソースをインフラに振り分け、データの整合性やセキュリティ、ユーザビリティに優先的に取り組む必要があります。
― SASグローバル・メディカルディレクター、スティーブ・カーニー(Steve Kearney)

保険会社のテクノロジー活用が公衆衛生を向上
新型コロナウイルス感染症のために公衆衛生上の緊急事態が何年も続いた後、ヘルスケア分野では今後間違いなく、保険会社と公衆衛生機関とがこれまで以上にオープンな連携を目指していくことになるでしょう。こうした取り組みのカギを握るのがデータ共有であり、相互運用を強化することでこれらの機関は共通言語で対話できるようになります。AI主導のアナリティクスやリアルタイムでのデータ交換等、テクノロジーの進化によってコラボレーションや意思決定の効率化がさらに進むことが期待されます。 また、指標の標準化や投資の共有を通じて、より健康な社会を目指し、説明責任の共有がより推進されるようになると予想されます。
― SASヘルスケア・ライフサイエンスソリューションズマネージングディレクター、アマンダ・ベアフット(Amanda Barefoot、MHA)

市民、消費者がスマートヘルステックの普及促進を後押し
欧州保健データスペース(European Health Data Space、EHDS)法の規則に対応して、病院は国境を越えて安全に患者の健康データを交換し、治療成果や新たな研究を推進する仕組みを整備していくことになります。こうした機能がヘルステック革命を切り開き、ウェアラブルデータと患者の現在および過去の健康状態とを組み合わせた、健康関連の消費者向けアプリとなり、市場に投入されるようになるでしょう。患者や業界メンバー、市民など、それぞれが自身の医療データをより賢く活用する方法を模索し始めるでしょう。
― SAS EMEA地域ヘルスケア業界担当リーダー、クリスチャン・ハーダール(Christian Hardahl)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください