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加齢卵子への不妊治療法開発に期待

Digital PR Platform / 2024年12月25日 14時0分

(注5)受精率
排卵された正常な卵子の総数に対して、精子と受精することができた卵子の割合を示す。

(注6)還元型グルタチオン
分子内にチオール基(-SH)を有する低分子化合物であり、主に抗酸化作用を示す。発生工学の分野において、マウスの凍結・融解精子を用いた体外受精の際に還元型グルタチオンを用いて透明帯を膨化させことで受精率が改善されることが報告されている。

(注7)トランスクリプトーム解析
トランスクリプトーム解析とは、細胞や組織などに蓄積されている転写物RNA(トランスクリプトーム)を網羅的に解析する手法である。遺伝子発現量を測定・分析することで、細胞や遺伝子の機能に関する情報を得ることができる。

(注8)走査型電子顕微鏡
電子線を試料表面に照射して生じる二次電子や反射電子を検出することで、試料表面の形状や微細構造を高分解能で観察できる顕微鏡である。

(注9)フラクタル解析
フラクタル理論に基づいて複雑な図形の構造を数値的に特徴付ける解析手法で、図形の全体を部分に分解しても全体と同じ形が再現される「自己相似性」という性質を持つ幾何学的構造を示す。

(注10)卵子透明帯の膨化
卵子の透明帯の構造がSH基を有する還元剤(本研究では還元型グルタチオンを使用)の作用によって、透明帯中のジスルフィド結合が切断されて透明帯が変化(厚みが薄くなる)または脆弱化し、精子が容易に通過できる状態になることを示す。

(注11)胚発生率
受精した卵子は受精卵(または胚)と呼ばれ、この受精卵が新しい生命として発生(発育)する。胚発生率は、受精卵の総数に対して、着床前の段階(胚盤胞)まで正常に発生できた割合を示す。

発表者・研究者等情報
東京大学 医科学研究所
 附属システム疾患モデル研究センター生殖システム研究分野
 小沢 学 准教授
  兼:附属システム疾患モデル研究センター先進モデル動物作製コア
 山内(石川) 祐 研究当時:東京大学特別研究員(日本学術振興会特別研究員PD)
 現:横浜市立大学大学院医学研究科 臓器再生医学 助教
   東京大学医科学研究所 客員研究員

 附属疾患プロテオミクスラボラトリー
 相良 洋  特任助教
 渡邉 裕治 技術専門職員

慶應義塾大学 政策・メディア研究科
 森 秀人 研究当時:日本学術振興会特別研究員(DC2)
 現:大阪大学 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(PRIMe)特任准教授

大阪大学 微生物病研究所
 伊川 正人 教授 兼:東京大学医科学研究所 特任教授
 元岡 大祐 講師
 遠藤 墾 研究当時: 特任助教 
      現:東京大学大学院農学生命科学研究科 助教
 江森 千紘 助教
 小林 清訓 研究当時:博士課程
 二宮 彰紀 特任研究員

筑波大学 グローバル教育院
 永田 毅 教授 兼 明治学院大学 情報数理学部 教授



[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1706/101592/450_103_20241202154015674d564f8a6bf.jpg




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