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【東京農業大学】イナゴマメの高品質ゲノム解読に成功、バイオサイエンス学科 篠澤 章久 助教、坂田 洋一 教授が宮城大学、富山大学と共同研究

Digital PR Platform / 2025年1月15日 10時30分


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図2 イナゴマメの高品質な遺伝子情報の整備とガラクトマンナン生合成の遺伝子の発見


研究チームは現在、発見したイナゴマメのマンナン合成酵素(ManS) とガラクトマンナンガラクトース転移酵素(GMGT)を植物細胞内で人工的に働かせ、ローカストビーンガムを生産する技術の開発を進めています。コンピューターで復元したイナゴマメの遺伝子配列情報は非常に有用であり、これを基に、将来的には遺伝子組み換えを行わずに植物細胞を利用してローカストビーンガムを生産する新しい技術を構築することを目指しています。

近年、細胞培養技術を活用して食材やその素材を生産する取り組みが注目されています。この方法は「細胞農業」(※3) と呼ばれ、持続可能な農業の新しい形態として期待されています。本研究に基づく植物細胞の培養によるローカストビーンガムの生産は、植物性食資源の新たな技術開発につながる可能性を秘めています( 図3)。

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[画像8]https://digitalpr.jp/simg/2209/102042/700_225_20250109100422677f2096aca24.jpg
図3 細胞培養によるローカストビーンガムを生産する取り組み( 細胞農業)


日渡教授は「今回の研究で得られたイナゴマメの遺伝子情報は、世界に公開する予定です。この公開により、ローカストビーンガムの生産技術の進展にとどまらず、イナゴマメの未知の特性解明やさまざまな応用分野への展開が期待されます。私たちは、この研究を通じて、イナゴマメの持つ可能性を広げ、社会に貢献することを目指しています」とコメントしています。今後の展開にご期待ください。
※本研究は「東京農業大学生物資源ゲノム解析センター生物資源ゲノム解析拠点事業における共同研究」および「生研支援センター:スタートアップ総合支援プログラム(SBIR 支援)JPJ010717」のサポートを受けて行われました。


本件に関するお問合わせ先
東京農業大学 企画広報室
TEL: 03-5477-2650 / FAX: 03-5477-2804 / Email: info@nodai.ac.jp


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