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【ニュースレター】カート型グリスロで国史跡まで楽々! 杉並区の観光促進に

Digital PR Platform / 2025年1月30日 15時0分

【ニュースレター】カート型グリスロで国史跡まで楽々! 杉並区の観光促進に

~1日の平均利用者数は約87人 地域のお年寄りも活用 「便数増やしてほしい」という要望も~


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1620/102569/700_355_202501271127156796ef03cf4e9.jpg


閑静な住宅地を抜けて、荻窪駅と観光スポットを結ぶグリスロの定期便。カート型グリスロの本格導入は東京23区内初

荻窪駅発着・毎日24便を定期運行
 「昨年実証運行中で、区外からいらした乗客の感想に、『このまちに住みたくなった』という嬉しい声がありました」。そう話すのは、杉並区都市整備部の柴田陽介さんです。「まだ本格運行が始まったばかりですが、今後、各種データを分析し、移動需要の創出や移動の高付加価値化といった視点で、グリーンスローモビリティ(以下・グリスロ)の有効性を示せればと思います」と続けます。
 杉並区では、昨年11月から荻窪駅南側地域で、グリスロの定期運行を開始しました。区内最大の交通結節点の荻窪駅と回遊式日本庭園が広がる「大田黒公園」、国史跡で戦前の総理大臣・近衞文麿の旧宅を活用した「荻外荘公園」(昨年12月開園)などを結ぶ一周約20分を毎日24便が走っています。カートタイプのグリスロの社会実装は、東京23区内で初事例です。
 荻窪駅から荻外荘公園までは、閑静な住宅地を縫うように歩き約15分。「区としても積極的にPRしたい観光スポットですが、歩くにはやや距離があり、ルートもわかりにくいという懸念がありました。グリスロ導入の検討は、駅南側一帯の回遊性を高めながら、こうした課題の解消にもつなげたい狙いで始まりました」と柴田さん。


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1620/102569/600_399_202501271127166796ef04c5240.JPG


杉並区産MaaSのキーツール「ちかくも」。各種移動サービスを統合し、グリスロの運行状況もリアルタイムで確認できる

“杉並区産MaaS※2”の有効ツールとして機能
 荻外荘公園の開園と、グリスロ運行開始のニュースがテレビや新聞で報じられたこともあり、区内外へ認知が進み出足は順調です。1日あたりの利用者は平均で約87人と多くの方に利用されています。
 当初は杉並区外からの観光客利用がメインかと思われていましたが、実際には地域住民の利用も多く、「便数を増やしてほしい」「図書館や角川庭園※1も経由してほしい」「荻窪以外のエリアにも導入してほしい」などの声が多数寄せられているそうです。
 「老若男女問わずご利用いただいていますが、繰り返し使われるのは高齢の方に多い印象」と柴田さん。「周辺は区が定める交通不便地域には当てはまりませんが、お年寄りが買い物などで利用されていたり、顕在化していなかった課題の発見にもつながっています」と話します。
 区では、住民の皆さんの移動の選択肢を広げ、外出をより楽しく、より便利にしようと、各種移動サービスを連携した杉並区産MaaS「ちかくも」もスタート。「グリスロはそのキーツールの一つとして、重要な役割を担っています。今後はアプリを通じて得られる各種データを用い、統合型移動サービスを次のフェーズへ進めていきたい」と柴田さん。より楽しく便利な移動の実現に向け、さらなる統合と拡充が期待されています。

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