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ローヤルゼリーが肌の再生や老化抑制に関わる表皮幹細胞を活性化し、ターンオーバーを促進することで肌の若返りを促す可能性 ローヤルゼリーの肌に対する有用性メカニズムの一部を解明

Digital PR Platform / 2025年2月5日 20時5分

ローヤルゼリーが肌の再生や老化抑制に関わる表皮幹細胞を活性化し、ターンオーバーを促進することで肌の若返りを促す可能性 ローヤルゼリーの肌に対する有用性メカニズムの一部を解明



株式会社山田養蜂場(所在地:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生、以下「山田養蜂場」)の自社研究機関である、山田養蜂場グループ 美容科学研究所は、近畿大学薬学総合研究所(所在地:大阪府東大阪市)森山博由 准教授の研究グループとの共同研究において、ローヤルゼリーが表皮幹細胞を活性化し、肌の再生や老化抑制に貢献する可能性を明らかにしました。本成果は、科学雑誌『Biological and Pharmaceutical Bulletin』に掲載されました(2024年12月)。




【研究背景】
皮膚の最も外側に位置する表皮は、体全体の表面を覆うことで体内と体外を隔てています。病原体からの防御や水分保持など、生命維持に必要な機能を持つだけでなく、肌の質感や透明感にも影響を与える重要な組織です。
表皮は常に、肌の生まれ変わりであるターンオーバーを繰り返しています。ターンオーバーには表皮幹細胞が深く関わっており、表皮幹細胞が新しい表皮の細胞を生み出すことで組織を維持しています。しかしながら、加齢によって表皮幹細胞が衰えると、ターンオーバーが乱れて組織全体が老化し、様々な肌悩みにつながります。
ミツバチが作り出す天然物であるローヤルゼリーには、特長成分の「10-ヒドロキシ-2-デセン酸」(以下デセン酸)など40種類以上の栄養素が含まれています。近年、山田養蜂場はローヤルゼリーが角層水分量を向上させることや表皮を保護する働きがあることなどを報告していますが、肌に対する有効性の作用機序には不明な点も多く、表皮幹細胞との関連性も確認されていませんでした。
そこで、今回の研究では、三次元表皮モデル※とヒト表皮由来角化細胞を用いた細胞老化モデルにより、ローヤルゼリーの表皮幹細胞への影響や細胞老化に対する作用を確認しました。
※ヒトの皮膚を模した培養系。本研究では、表皮構造や幹細胞に対する影響を評価するために用いた。

【研究結果】
ローヤルゼリーは、表皮幹細胞を活性化し、さらに細胞老化を抑制することが確認されました。また、表皮幹細胞を活性化する成分はデセン酸などの脂肪酸であることが分かり、ローヤルゼリーが肌の若返りや再生を促す可能性が示されました。


図1

【研究詳細】
①三次元表皮モデルを用いた表皮構造と表皮幹細胞に対する検証
表皮幹細胞や表皮の構造に対するローヤルゼリーの影響を確認するために、三次元表皮モデルを用いてローヤルゼリーの有無による差を調べました。その結果、ローヤルゼリーは表皮幹細胞マーカー(p63)と細胞増殖マーカー(Ki67)の発現を亢進し、表皮の層構造の厚みを向上させました。
このことから、ローヤルゼリーは表皮幹細胞を活性化することで表皮の再生力を向上させ、肌の若返りを促進する可能性が示されました。

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