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日本製鉄 当社独自チタン合金が伝統建築の構造材に採用 ~700年の歴史を誇る光明寺(広島市)の新築納骨堂の随所にチタンを使用~

Digital PR Platform / 2024年1月22日 13時46分

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日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の意匠チタンTranTixxiiⓇ(トランティクシー)が広島県広島市安佐南区の光明寺の境内に新築される納骨堂の露盤宝珠、露盤側面の飾り金物、鬼板及び屋根に採用され、特に頑強な溶接構造が必要な宝珠を支える露盤内部の構造部には当社独自チタン合金の Super-TIX51AFⓇ(スーパータイエックス51エーエフ)が採用されました。

光明寺は700年以上の歴史を持つお寺です。住職である遠藤岳宣氏の「納骨堂は永く使用できる建物に」とのご要望を、康和建工株式会社(広島県安芸郡熊野町)代表取締役であり、宮大工棟梁の三村康久氏が請け、屋根をチタン葺きとすることに加えて、頂部に据える露盤宝珠についてもスケルトン型の露盤宝珠のデザインを発案し、設計・加工を担当した株式会社東京チタニウム(埼玉県さいたま市)の協力をもとに耐久性の高いオールチタン製とすることを提案し、今回の採用に至りました。

露盤宝珠をオールチタン製で製作するにあたり、恒久的な使用に耐えうるよう、宝珠芯棒と露盤内部構造には、純チタンの約2倍の強度を持つ当社独自合金の Super-TIX51AF を採用し、頑強な溶接構造としました。また、意匠面では、宝珠を照らす太陽光の角度を考慮し、朝、夕の日の光が宝珠を透かして見えるように縦型のスケルトンデザインを用いることとし覆鉢は横型としました。これは、光の当たり方による陰陽に加えて、眺める角度によっても、光の干渉のため見え方が変わる、株式会社ホリエ(新潟県燕市)によるチタン発色技術とのコラボレーションにより、独特の美しさを表現、特に後光に照らされた宝珠は荘厳な出来上がりです。更に露盤側面を飾る金物としては、チタン結晶模様の HYPERBETAⓇ(ハイパーベータ)を黒色化した装飾板をバックグランドとし、金色発色したチタン製龍金物がいっそう引き立つよう、工夫しました。

全国に社寺は約16 万軒あり、建物のメンテナンス費用や職人の人手不足など維持管理に関する課題が多く聞かれます。日本製鉄は、耐食性・耐久性に優れたチタンによる長期的なメンテナンス負荷低減と、加工性にも優れた意匠性チタンTranTixxii による容易な施工などのソリューション提供を通じ、素材の面から伝統建築の継承に貢献します。

意匠性チタンTranTixxii は、独自の技術によって様々な色彩・色調を表現する、時を超えて “伝統” と “美しさ” を次世代に伝える世界初のチタンブランドです。日本の伝統的な神社仏閣をはじめとして、日本国内及び海外の著名な劇場やホテル、美術館、教会等、約700 件以上の建造物に採用されてきた実績があります。

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