【中部大学】中部大と綿半トレーディング、サボテンの利活用に向けた政府系プロジェクトを始動--作物や食品としての価値を科学的に解明、社会実装に向けた基盤構築へ--
Digital PR Platform / 2024年2月5日 20時5分
中部大学(愛知県春日井市、竹内芳美学長)は食品や食品添加物の輸入販売などを手がける綿半トレーディング株式会社(東京・新宿、有賀博社長)とコンソーシアムを結成し、繁殖・栽培方法の開発や代謝産物・機能性成分の解析と評価、食品としての調理・加工における食品化学的、栄養学的な解析等の研究を進め、食用サボテンの農業シーズとしての価値を科学的に評価し、社会実装に向けた基盤構築と社会的認知の向上を目指します。
気候変動や人口増加に対する対策が喫緊の課題である現在、食用ウチワサボテン(以下、サボテン)は汎用性と持続性、栽培環境耐性の高い作物として近年世界的な注目を集めています。この作物の利活用推進は、国内における耕作放棄地の再活用・化学肥料や農薬の低減・食品産業の競争力強化などにも貢献する可能性があります。
中部大学(愛知県春日井市、竹内芳美学長)は、生物系特定産業技術研究支援センター(生研支援センター)が公募した「令和5年度オープンイノベーション研究・実用化推進事業※1」に応募し、「サボテン等多肉植物の活用に向けた潜在能力の発掘と解明※2」のテーマが採択されました。本事業は、産学官が連携して取り組む、将来の農林水産・食品分野での社会実装を目的とした革新的な研究シーズを創出する基礎研究や、基礎研究等の成果を社会実装するための実用化段階の研究開発を対象としています。
中部大学は食品や食品添加物の輸入販売などを手がける綿半トレーディング株式会社(東京・新宿、有賀博社長)とコンソーシアムを結成し、繁殖・栽培方法の開発や代謝産物・機能性成分の解析と評価、食品としての調理・加工における食品化学的、栄養学的な解析等の研究を進め、食用サボテンの農業シーズとしての価値を科学的に評価し、社会実装に向けた基盤構築と社会的認知の向上を目指します。
サボテンは世界30カ国以上で生産される作物、日本やアジアでも活躍する可能性
気候変動や人口増加に対する対策が喫緊の課題である現在において、食用ウチワサボテン(以下、サボテン)は汎用性と持続性、栽培環境耐性の高い作物として近年世界的な注目を集めています。例えば、2017年には、国連食糧農業機関が「サボテンは食料安全保障問題の解決に貢献しうる」との見解を表明しています。現在サボテンは我が国ではマイナーな作物ですが、この作物の利活用推進は、国内における耕作放棄地の再活用・化学肥料や農薬の低減・食品産業の競争力強化などにも貢献する可能性があります。
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