2023年12月期 連結業績の概要について~過去最高の売上高・営業利益を更新~
Digital PR Platform / 2024年2月14日 15時5分
□代表取締役社長 日髙 祥博コメント
「2023年12月期の連結業績は、過去最高の売上高・営業利益を達成することができました。先進国を中心にアウトドアレジャー需要が落ち着く中、主力製品である二輪車と大型船外機の需要は堅調に推移しました。また、コスト増加に対しての価格転嫁や円安により、増収・増益となりました。
2024年の業績予想(IFRS)は、売上収益2兆6,000億円、営業利益2,600億円(営業利益率10.0%)で、過去最高を更新する計画です。二輪車事業は新興国のプレミアムモデル供給が改善し、マリン事業では大型船外機の新モデル発売と、アジアの堅調な需要が下支えとなる見込みです。ロボティクス事業は下期の需要回復を取り込みます。これにより、2022年~2024年3カ年の中期経営計画の財務目標値を達成する見通しです。
長期ビジョン「ART for Human Possibilities~人はもっと幸せになれる~」の実現に向けて、スピードを上げて変革にチャレンジすることで、全てのステークホルダーの皆さまの期待に応え、感動をお届けできるように取り組んでまいります。」
□連結業績について
当連結会計年度の売上高は2兆4,148億円(前期比1,663億円・7.4%増加)、営業利益は2,507億円(同258億円・11.5%増加)、経常利益は2,420億円(同27億円・1.1%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,641億円(同103億円・5.9%減少)となり、過去最高の売上高、営業利益を達成しました。
なお、当連結会計年度の為替換算レートは、米ドル141円(前期比9円の円安)、ユーロ152円(同14円の円安)でした。
売上高は、二輪車や大型船外機の堅調な需要に加え、サプライチェーンの平常化と物流・生産課題などの改善により供給量が増加したことで、増収となりました。営業利益は、販売台数の増加に加え、原材料などコスト高騰に対する価格転嫁の効果拡大、円安によるプラスの効果もあり、増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、金利スワップ評価損や為替差損益、投資有価証券評価損および前年の投資有価証券売却益などの影響を受け、減益となりました。
□セグメント別の業績について
【ランドモビリティ】
売上高1兆5,818億円(前期比1,136億円・7.7%増加)、営業利益1,243億円(同369億円・42.3%増加)となりました。
二輪車事業では、欧米において需要が堅調に推移しました。新興国では景気低迷が続くベトナムと中国を除き、アジアを中心に多くの国で需要が増加しました。当社の売上高は、欧米ならびにインドネシア、インド、ブラジルといった新興国で販売台数が増加したことにより、増収となりました。営業利益は、販売台数増加を主因に、価格転嫁や円安によるプラス効果もあり、増益となりました。
RV事業(四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル、スノーモビル)では、アウトドアレジャーブーム後に需要が減速する中、当社の出荷も減少しました。一方、前年課題が発生していた米国工場の生産効率が改善したことに加え、円安によるプラス効果もあり、増収・増益となりました。
SPV事業(電動アシスト自転車、e-Kit、電動車いす)では、メイン市場である欧州において在庫調整局面が継続しています。当社も引き続き生産調整を実施しましたが、依然として市場在庫は高い水準で推移しており、解消には時間が掛かる見通しです。売上高・営業利益は、電動アシスト自転車とe-Kitの販売台数が減少したことにより、減収・減益となりました。
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