地震後の建物の蓄積ダメージを正確に把握する「ダイレクトモニタリング」を東京大学と開発
Digital PR Platform / 2024年2月22日 13時0分
【従来手法】
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①建物の被災度・損傷度を、外観・内観の目視調査により把握
※仕上げに覆われた部位の詳細な状態確認は困難
②応急の目視調査結果に基づき、調査技術者が安全性を評価
③復旧のため、広範囲・長期間の詳細調査を実施
④繰り返される地震に対しては安全性の判断ができない
▼
【開発手法(NSmosⓇ+ダイレクトモニタリング)】
①建物の被災度・部材ダメージを、デジタルデータとして検出
※仕上げに覆われた部位においても損傷部位・状態を推定
②検出データに基づき、修復要否を迅速に建物所有者に発信
③復旧のため、範囲を限定した効率的な詳細調査を実施
④繰り返される地震に対してもダメージ蓄積を考慮した安全性の判断ができる
■10層鉄骨造オフィス試験体や自社ビルで検証中
2023年2月に国立研究開発法人防災科学技術研究所が実施した「10層鉄骨造オフィス試験体による建物の動的特性評価実験」の余剰空間貸与制度を利用し、東京大学伊山潤准教授とダイレクトモニタリングの検証を行いました。また、2023年4月には、日建設計東京オフィスに共創の場として開設された「PYNT(ピント)」にもオープン当初から本システムを実装し、検証を行っています。
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■今後の展開
日建設計構造設計グループでは、設計から地震後の建物機能・復旧まで一貫したレジリエンスサポートサービスを開発・構築し、実用化・商用化を目指していきます。
【計画期】
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・被害シミュレーションによる修復コスト・復旧時間に基づく対話型設計「性能設計」
・オーダーメイドの設計用模擬地震動「NS Wave®」
・地震時の揺れを疑似体験できる「SYNCVR®」
【応急期】
地震時の建物被災度を迅速に判定できる「NSmos®」
【復旧期】
地震後建物の早期復旧を支援する「ダイレクトモニタリング」
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