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三井デザインテック × PocketRD × マクニカ × ハイラブル 三井デザインテックが、連携企業3社とともにメタバース会議の有効性を初めて可視化

Digital PR Platform / 2024年2月22日 14時22分

【実験の目的】
 昨今、コロナ禍に定着したリモートワークを継続する企業がある一方で、リアルオフィスへの出社を前提とした働き方に回帰する企業も増え、人々の働く場はますます多様化しています。しかしリモートワークやリアル空間、バーチャル空間のそれぞれが持つメリットについては十分に検証されてきませんでした。
 三井デザインテックは働く場としてのバーチャル空間には、「イノベーションと創造性を促進する効果がある」と仮定しています。そこで本実証実験では、バーチャル空間とリアル空間におけるコミュニケーションが、それぞれどのような目的において高い効果・満足度が得られるのか、三井デザインテックが独自に定めた働く場における行動「10のアクティビティ※」に沿って検証しました。
※「10のアクティビティ」は、三井デザインテックがこれまでのABWの研究を基に独自で定めた働く場における個人およびグループのすべての活動を10種類に分類したものです。(以下はグループの行動5種類を表した図)


[画像5]https://digitalpr.jp/simg/567/83719/700_207_2024022213572265d6d4328697f.png


【実験方法】
 リアル空間をメタバース上に再現し、同じ条件のもとに会議を実施。会議の内容を脳波計測・会話分析の定量データと参加者アンケートによる定性データから分析を行い、検証しました。
実験場:
・三井デザインテック本社内「SUNROOM」
・メタバース内に再現した「SUNROOM」
会議時間:
・収束打合せ10分、拡散打合せ5分
連携企業の役割:
・PocketRD社の技術による、現実のビジネスシーンを想定した写実的なメタバースの構築と参加者の素顔に近いアバター作成。
・脳波の反応を利用したBeam Me Up社製感情分析ソフトウェア、ハイラブル社製 会話測定器による定量データの収集。


[画像6]https://digitalpr.jp/simg/567/83719/450_252_2024022213572465d6d434a32cc.png
検証方法の概略図





[画像7]https://digitalpr.jp/simg/567/83719/700_207_2024022213580165d6d459cc30c.JPG


【検証結果】
●メタバースについて
・メタバースはリアル空間と比べて参加者の発言量が均等に近いことが、会話分析データで確認できました。このことからメタバースでは、相手の表情が見えないため、顔色を伺わず率直な発言ができると考えられます。
・脳波計測データからも、メタバースはリアル空間と比較して会議への注意散漫度が低いことが分かりました。メタバースでは外部の情報が遮断されるため、より議論の中身へ集中しやすいと推測できます。
・参加者アンケートでも、メタバースでは「画期的なアイデアがひらめいた」と答えた割合が大きく、メタバースと「拡散打合せ」との相性の良さが明らかになりました。

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