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甲南大学が米国カーネギーメロン大学と学術交流協定を締結 --世界初となる細胞制御技術の開発による医薬学や農学への応用を目指す--

Digital PR Platform / 2024年3月1日 14時5分

甲南大学が米国カーネギーメロン大学と学術交流協定を締結 --世界初となる細胞制御技術の開発による医薬学や農学への応用を目指す--



甲南大学は、2月27日(火)にカーネギーメロン大学と、学術交流協定を締結いたしました。この協定は、核酸構造の安定性に関するデータ技術を有する甲南大学先端生命工学研究所と、大学の研究組織として世界初となる完全自動化で実験を行う施設「クラウドラボ」を有するカーネギーメロン大学核酸科学技術センターが研究・人的交流を行い、核酸研究の実験・解析を行う研究プラットフォームを確立し、世界でも例を見ない細胞応答の化学的制御技術の実現と疾患の診断及び治療技術の開発を目的としています。同日、カーネギーメロン大学核酸科学技術センター所長であるBruce Armitage教授が来日され、協定締結式を挙行いたしました。




甲南大学先端生命工学研究所(以下「FIBER」という。)は、生命分子工学分野において世界最高水準の研究・教育を実施する研究所として、2003年11月に設立されました。2004年度から5年間、文部科学省「学術フロンティア推進事業」の採択を受け、研究課題「有用な人工生命分子創製のためのテーラーメード・バイオケミストリー」を遂行しました。2009年4月からは神戸医療産業都市の中心地であるポートアイランドに移転し、2009年度から10年間に渡り、文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」(研究プロジェクト名「分子クラウディング環境を活用した遺伝子発現系で活躍する機能性分子のデザイン・開発システムの構築」:研究期間2009年度〜2014年度、「核酸の非標準構造を標的とした細胞応答の化学的制御技術の構築と先制核酸医工学への展開」:研究期間2015年度〜2019年度)の採択を受け、いずれのプロジェクトにおいても分子クラウディング環境下での核酸分子の挙動に関する定量的解析など価値ある成果を収めて参りました。


2022年度から日本学術振興会研究拠点形成事業(研究プロジェクト名「非二重らせん核酸を活用した遺伝子発現の制御法を開発する核酸化学研究拠点」)の採択を受け、新規の遺伝子発現制御技術の開発に向けた研究活動に邁進しております。本研究拠点形成事業は甲南大学を中核とし、米国、英国、イタリア、スロベニア、インドの6カ国からなる国際大型研究プロジェクトです。


FIBERでは現在上記プロジェクトを推進する上で、世界各国の研究機関と共同研究を実施し、国際的に優れた研究成果を発信する核酸化学研究の国際拠点の形成を目指しております。そのためには世界有数の科学技術を有する研究組織との学術交流が不可欠です。カーネギーメロン大学核酸科学技術センター(Carnegie Mellon University Center for Nucleic Acids Science and Technology、以下「CMU CNAST」という。)は、大学の研究組織としては世界初の、完全自動化で実験を行う施設「クラウドラボ」を有しております。本学術協定を基に、FIBERがクラウドラボを活用し、核酸研究の実験・解析を行う研究プラットフォームCLICK(Collaboration for Laboratory Innovation at CMU-Konan)を確立いたします。

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