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IoT技術を活用した地方社会の課題解決促進に向けた野生鳥獣対策作業効率化の実証実験に成功 ~IoT端末に実装可能な拡張低レイヤデータ通信技術を開発~

Digital PR Platform / 2024年3月22日 15時5分


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3.技術のポイント
レイヤ2制御フレームの拡張領域を活用した拡張低レイヤデータ通信技術の開発
 様々な環境に設置されたIoT端末の付加情報(端末の識別子、場所、状態、設定等)を効率的に収集するためには、設置環境で接続するネットワークリソースに対して低負荷であること、および端末の処理能力が限られるIoT端末でも実装可能な簡易構成であること、が必要となります。今回開発した拡張低レイヤデータ通信技術は、通信の標準規格において規定されているレイヤ2制御フレームの中で、開発者が任意に実装可能と規定されている拡張領域に付加情報を格納してデータ発信を行うことにより、主通信に影響を与えることなく付加情報を収集することを可能としています(図5)。このようなレイヤ2制御フレームの拡張領域を活用したデータ通信機能をIoT端末に実装することにより、ネットワーク接続が確立していない状態においても付加情報収集を実現できます。これにより、設置現場においてIoT端末を迅速に探索することが可能となり、また、設置場所等の付加情報に応じた複数のIoT端末への一括設定投入など、従来は1台ずつ人手で行っていたIoT端末の新規設置・移設作業の自動化が可能となります。


[画像5]https://digitalpr.jp/simg/2341/85298/700_232_2024032208581165fcc9939e636.JPG


4.各社の役割
NTT:拡張低レイヤデータ通信技術の提供、実証実験での性能評価
VTJ:屋外設置型IoTセンサ端末の提供、屋外でのIoT端末運用支援
ジャパン・マルチハンターズ:獣対策用具の提供、実証実験での評価検証協力
おだわらイノシカネット:猟場の提供、実証実験での評価検証協力

5.今後の展開
 本実証実験によって、野生鳥獣害対策に代表される地方の地域課題に対しても、IoT技術を活用して具体的に解決できる可能性を見出すことができました。今後は、今回の本実証実験の結果をもとに、スマート農場・工場・倉庫など、大量のIoT端末が設置されるようなユースケースでの適用評価および研究開発を進めてまいります。

【用語解説】
※農林水産省 農村振興局 「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度)」
URL: https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/hogai_zyoukyou/




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