【名城大学】窒化ガリウム面発光レーザーにて20%を超える電力変換効率を初めて実証-AR/VRディスプレイなどへの応用に期待-
Digital PR Platform / 2024年4月3日 20時5分
2.ポイント
■ これまで電力変換効率が10%台であった窒化ガリウム面発光レーザーにて20%以上を実証
■ 効率改善の鍵は、「高精度その場膜厚制御」「GaInN注1)下地層による発光特性改善」「比較的小さい発光径(5 µm)の採用」の三つ
■ 確立した「高精度その場膜厚制御」は、素子作製において高い再現性をもたらすため、将来の社会実装に向けた生産技術としても優れた手法
注1 GaInN
窒化ガリウム・窒化インジウムを主成分とする化合物半導体混晶で、青色から緑色の光を発する LED やレーザーデバイスに利用されます。最近は赤色 LED も実現されつつあります。
本件に関する詳細については、添付PDFもしくは本学サイトニュースリリースをご覧ください。
名城大学ニュースリリースURL: https://www.meijo-u.ac.jp/news/asset/9597fc1f15fd9ff0fff3d990eb84033a.pdf
【掲載論文】
1)20%を超える電力変換効率窒化ガリウム紫色面発光レーザーの実証
雑誌名:Applied Physics Letters
タイトル: Over 20% wall plug efficiency of on-wafer GaN-based vertical-cavity surface-emitting laser
著者名:Ruka Watanabe, Kenta Kobayashi, Mitsuki Yanagawa, Tetsuya Takeuchi, Satoshi Kamiyama, Motoaki Iwaya, Toshihiro Kamei
掲載日時: 2024/3/28
DOI: 10.1063/5.0200294
2)その場観察による高精度膜厚制御1:共振器
雑誌名:Japanese Journal of Applied Physics
タイトル: In situ cavity length control of GaN-based vertical cavity surface-emitting lasers with in situ reflectivity spectra measurements
著者名:Tsuyoshi Nagasawa, Kenta Kobayashi, Ruka Watanabe, Tetsuya Takeuchi, Satoshi Kamiyama, Motoaki Iwaya, and Toshihiro Kamei
掲載日時: 2023/6/23
DOI: 10.35848/1347-4065/acdba9
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