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コラーゲン減少と肌細胞の動き低下(新知見)にはマイトリガーゼの減少が影響。

Digital PR Platform / 2024年4月17日 11時0分

■研究成果
1.若返りの鍵「マイトリガーゼ」、女性の肌での減少を確認
若齢(30代)及び老齢(60代)の女性の肌から採取した組織を用いて検討を行いました。加齢し  
た肌では、コラーゲン構造の乱れが認められやすく、さらにマイトリガーゼが減少することを確認
しました(図1)。

  [画像2]https://digitalpr.jp/simg/2698/86821/500_195_20240416143952661e0f288d114.png

  図1 加齢によるマイトリガーゼの減少

2.「マイトリガーゼ」の減少による肌老化のメカニズムを深く追求
①マイトリガーゼの減少が「コラーゲン減少」の原因の一つに
マイトリガーゼを減少させた肌の細胞を用いて、コラーゲンに及ぼす影響を調べました。その結  
果、マイトリガーゼが減少した細胞では、コラーゲンの遺伝子発現量が減少し、コラーゲンを分
解する酵素の遺伝子発現量が増加することが確認され(図2)、マイトリガーゼの減少が肌のコ
ラーゲンを減少させる可能性を示されました。


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2698/86821/700_194_20240416143932661e0f1482782.png

         図2 マイトリガーゼの減少とコラーゲン合成・分解との関係

②マイトリガーゼの減少が「老化マーカー増加」の原因の一つに
さらに、マイトリガーゼを減少させた肌の細胞を用いて、細胞自体の老化への影響を調べました。
すると、マイトリガーゼが減少した細胞では、細胞老化の指標である老化マーカー(p16遺伝子)
の発現量が増加し(図3)、マイトリガーゼの減少が細胞自身の老化を引き起こす可能性が示さ
れました。

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2698/86821/500_249_20240416143942661e0f1e34f93.png

    図3 マイトリガーゼの減少による老化の促進

③新知見、マイトリガーゼの減少が「肌細胞の動きを鈍らせる」
マイトリガーゼが減少した肌細胞の動画を撮影し、細胞が移動する速度を解析したところ、マイ
トリガーゼの減少によって細胞の移動速度が低下することが明らかとなりました(図4)。ダメー
ジによって肌が傷つくと、肌細胞が移動して傷を埋めますが、肌細胞の動きの低下は、傷修復の
遅延に繋がります。以上のことから、加齢による傷の修復力低下は、マイトリガーゼの減少が一
因となっている可能性が新たに示されました。

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