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SBI 証券、オンライン取引システムを AWS に移行、1日2兆円超の株式取引を処理

Digital PR Platform / 2024年4月23日 11時0分

キャパシティ拡張期間の短縮

AWS CDK は、コードでクラウドインフラを定義し、AWS CloudFormation を通じてプロビジョニングするオープンソースソフトウェア開発フレームワークで、ネットワーク構成やサーバー、データベースなどのインフラをコードとして扱うことを可能にします。SBI 証券は AWS CDK を活用して、株式の取引やその他のミッションクリティカルなシステムをコードに変換して構築しています。これにより SBI 証券は、クラウドインフラストラクチャを手動で設定する場合に比べて、AWS 環境への実装速度を大幅に加速させたことに加え、リリースおよび運用の品質向上を実現しています。さらに、SBI 証券は、取引口座数や株式取引需要の急増に対して、オンプレミスのインフラストラクチャと比較して半分以下の期間でキャパシティの拡張ができるようになりました。

冗長構成による取引の安定

SBI 証券は、AWS のアジアパシフィック(東京)リージョンで複数のアベイラビリティゾーン(AZ)を使用することで可用性を高め、さらに低レイテンシーを実現しながら1日あたり1億におよぶ取引サイトへのアクセスおよび 1 日あたり約 360 万件の取引(発注)処理を実行する高い拡張性と柔軟性を備えた取引システムを構築しました。フォールト・インジェクションは、ソフトウェア・アプリケーション、インフラ、ネットワークにおける潜在的なシステム障害や弱点を事前に特定し、緩和するために使用されているテスト手法で、これまで SBI 証券は、手作業でこのフォールト・インジェクションを実施していたため多くのリソースを要していました。AWS Fault Injection Service( https://aws.amazon.com/jp/fis/?nc1=h_ls
)(以下、AWS FIS)を活用することで SBI 証券は、アベイラビリティゾーンにおける障害をシミュレートして、システムの予期せぬ停止にどのように対処するかなど、高可用性の設計を自動で検証することが可能になりました。これにより SBI 証券は、顧客サービスが円滑に稼働し続けることを確信しながら、フォールト・インジェクションの実施に要する人的リソースと時間を削減しています。さらに、トラフィックの急増など大規模な負荷時をシミュレートする AWS ソリューションであるAWS Distributed Load Testing( https://aws.amazon.com/jp/solutions/implementations/distributed-load-testing-on-aws/
)を利用して、顧客需要の急増に対応するインフラストラクチャの拡張性についても自動検証を行っています。

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