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AWS、高機能な生成 AI アシスタント Amazon Q の一般提供を開始、ソフトウェア開発の迅速化と社内データ活用を支援

Digital PR Platform / 2024年5月2日 10時49分

AWS のAI・データ担当バイスプレジデントであるスワミ・シヴァスブラマニアン博士 (Dr. Swami Sivasubramanian) は、次のように述べています。 「Amazon Q は業界屈指の精度、高度なエージェント機能、最高水準のセキュリティにより、開発者の生産性を向上させ、ビジネスユーザーの意思決定を加速させる、今日最もすぐれた生成 AI アシスタントです。AWSの年次イベントre:Invent で同サービスについて発表して以降、開発者やビジネスユーザーの生産性が大きく向上していることに驚いています。初期の段階でも、Amazon Q によりお客様の従業員の業務生産性が 80% 以上も向上することが示されており、今後導入を予定している新機能により、これはさらに向上していくものと考えています」

Amazon Q Developer
今日、開発者がコーディングに充当できる時間はわずか 30% (あるいはそれ未満) で、残りの時間は煩雑な繰り返しの作業に追われているとされています。例えばウェブ上の様々な場所でベストプラクティスについて調べたり、ドキュメントやフォーラム、同僚との会話から物事の仕組みについて学ぶといった作業です。また開発者は、インフラやリソースの管理、エラーのトラブルシューティングや解決、運用コストの把握のみならず、プロジェクトの切り替え時には、既存のコードベースを確認し、プログラミングのロジックを理解するために時間を割く必要があります。そのほかにも、コードのテストやリファクタリング、アプリケーションのアップグレード、デバッグ、最適化、脆弱性スキャンの実行によるセキュリティの確認、適切なセキュリティ修正プログラムの速やかな適用など、多岐にわたる業務があります。企業は社内の開発者がこのようなコーディング関連の煩雑な作業にかかる時間を削減してエンドユーザーのユニーク体験の創造により時間を費やせるようにしたいと考えています。

Amazon Q はコーディング、テスト、アプリケーションのアップグレード、トラブルシューティング、セキュリティスキャンや修正の実行、AWS リソースの最適化といった、開発者や IT 担当者のあらゆる業務を支援します。Amazon Q は以下のような特化された高度な生成 AI 機能を提供します。


最も精度の高いコーディングレコメンド機能 : Amazon Q はコードのサジェスト (提案) やレコメンド (推奨) をほぼリアルタイムに生成することで、開発者による迅速かつ安全な構築を支援します。Blackberry、BT Group、Toyota といったお客様がすでに Amazon Q を活用して開発者の生産性の向上、組織内のイノベーションの迅速化を実現しています。Amazon Q Developer は、 複数行のコードサジェストを実行するアシスタントとして業界最高のコード受け入れ率を誇り、最新の報告では、Amazon Q のコードサジェストの受け入れ率は BT Group では 37%、National Australia Bank では 50% となっています。また Amazon Q はカスタマイズ機能も充実しており、お客様の社内コードベースを安全に活用して、より関連性と有用性の高いコードレコメンドを提供します。この機能により、Amazon Q はお客様のコードを理解するエキスパートとして、より関連性の高い適切な提案を行い、さらなる時間短縮を実現します。Amazon Q ではカスタマイズは完全にプライベートな環境で行われ、基本となる基盤モデル (FM) のトレーニングには使用されず、お客様の大切な知的財産を保護します。
Amazon Q Developer Agents : Amazon Q はエージェントと呼ばれるユニークな機能を有しており、機能の実装、記録、コードのリファクタリング、ソフトウェアアップグレードの実行など、幅広いタスクを自律的に遂行することができます。開発者は Amazon Q にアプリケーション機能を実装したいと伝える (ソーシャル共有アプリ内に「お気に入りに追加」の機能を作成するよう指示するなど) だけで、エージェントが既存のアプリケーションコードを解析してステップごとの実装計画を生成します。開発者はエージェントが実装する前に、エージェントと協力して計画を確認して反復的に更新し、複数のステップをつないでソースファイル、コードブロック、テストスイート全体に更新を適用することができます。このようなタスクを実行する Amazon Q は、コーディング機能のベンチマーク評価のデータセットである SWE-Bench Leaderboard ( https://www.swebench.com/
) で13.4%、SWE-Bench Leaderboard (Lite) では 20.5% と、現在提供されているソフトウェア開発アシスタントの中で最高のスコアを獲得しています。また、お客様がアプリケーションのアップグレードに要する時間を月単位、あるいは年単位で削減できるよう、Amazon Q はアップグレードプロセス全体の自動化し、管理することが可能です。現在提供されている Java 変換に加え、Windows から Linux への移行を支援する .Net 変換も近い将来提供予定です。開発者は IDE (統合開発環境) において Amazon Q にプロジェクトを「変換 (transform)」するよう指示するだけで、エージェントがアプリケーションのソースコードを解析し、ターゲット言語やターゲットバージョンで新たなコードを生成し、テストを実行してあらゆるコード変更を遂行します。Amazon の 5 名体制のチームでは Amazon Q を活用して 1,000 以上の本番稼働アプリケーションを Java 8 から Java 17 にわずか 2 日でアップグレードし (アプリケーションあたりの平均時間は 10 分未満) 、数ヵ月の時間を節約し、アプリケーション性能を向上させました。これまでは、これらのアプリケーションの多くのアップグレードには、それぞれ数日を要していました。
最高水準のセキュリティ脆弱性スキャンと修正機能 : Amazon Q は検出困難なクレデンシャルの意図しない公開やログインジェクションといった脆弱性についてコードをスキャンします。ワンクリックで Amazon Q がアプリケーションコードに適した修正案を自動的に提案し、開発者は安心して修正を迅速に採用することができます。Amazon Q のセキュリティスキャン機能は、一般的なプログラミング言語のほとんどにおいて、パブリックにベンチマーク可能な主要検出ツールを上回っており、開発者のアプリケーションのセキュリティとコード品質を大きく向上させます。
Amazon Q は AWS エキスパートとして、お客様の AWS 環境を最適化 : Amazon QDeveloper は AWS エキスパートとして、コンソール内で IT 担当者によるクラウド環境の最適化、エラーやネットワーク問題の診断や解決、インスタンスの選択、SQL クエリや ETL パイプラインの最適化を支援し、アーキテクチャのベストプラクティスに関するガイダンスを提供します。さらにお客様がクラウド環境を最適化できるよう、Amazon Q Developer には、お客様が AWS アカウントリソース、設定を一覧にし、請求に関する情報や傾向を解析できる新機能が加わり、アカウント管理がさらに容易になります。例えば、IT 担当者は「US East 1 で現在稼働しているインスタンスは ?」、「自分の S3 バケットの暗号化設定は ?」「先月のリージョンごとの EC2 の費用は ?」と尋ねると、Amazon Q Developer は、リソースと詳細を要約した回答をリストで表示し、詳細を示すリンクと共に詳細な要約を提供します。

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