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東京医科大学らとの共同研究レポート 週平均6~7時間の睡眠が減量効果を最大化 ~年代別に減量に適した睡眠時間を実証。RIZAP・chocoZAPプログラムにも反映へ~

Digital PR Platform / 2024年5月13日 14時0分

■研究方法
 2015年から2018年までに、週2回50分の運動指導(レジスタンストレーニング)と食事指導を受け、プログラム期間中に起床・就寝時刻についても記録した18,363名のデータを対象に分析を行いました。そのうち、体重を1回以下しか記録していない等の無効回答を除外し、残りの13,758名(74.9%)について、睡眠時間と体重・体脂肪の減少効果との関連を分析しました。本研究は東京医科大学医学倫理審査委員会の了承を得て、RIZAPから匿名化データを提供して実施しました。

■研究結果
<サマリー>
全体:週平均6~7時間の睡眠が減量効果を最大化
50歳以下:睡眠不足・睡眠過多の両方、特に5時間未満および8時間超の睡眠時間は減量効果を損なう
51歳以上:睡眠過多、特に7~8時間以上の睡眠時間は減量効果を損なう
<詳細>
 全体では週平均6~7時間の睡眠時間が運動・食事指導プログラムにおける体重・体脂肪減少効果を最大化し、過少でも過大でもその減少効果が損なわれていました。
 さらに、睡眠時間との反応性には年齢差があることが分かりました。目的変数を体重・体脂肪率の増減幅、説明変数を睡眠時間とし、年齢や性別、プログラム参加期間、そして摂取熱量(カロリー)を調整した回帰分析(カテゴリ回帰)では、50歳以下では睡眠不足と睡眠過多が、51歳以上では睡眠過多が、効果を減弱させる有意な要因であることが示されました。特に50歳以下における5時間未満の場合と、51歳以上における7~8時間以上の場合では有意に体重・体脂肪減少効果を損なってしまうことが明らかになりました。 これらの影響はプログラム参加期間や摂取熱量(カロリー)を調整した上でもなお有意でした。


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2574/88075/700_279_202405131205516641838ff4218.png

    凡例 ー:体重・BMI増減率(左軸)  ー:脂肪増減率(右軸)

■結論
 既存研究では、短時間睡眠による血清グレリンの上昇、レプチンの減少、コルチゾールの上昇、インスリン抵抗性の増大、あるいは長時間睡眠による座位行動の増大などが示されており、いずれも肥満改善に対する抵抗性を生じうることとして知られています。他方で本研究は、短時間睡眠だけに着目したものではなく、睡眠時間の過少あるいは過大にも着目しており、肥満の改善に対してこれらが悪影響を及ぼすことが示されました。

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