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熱中症対策におススメされているアイススラリーとは?

Digital PR Platform / 2024年5月23日 11時1分

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2698/88617/400_223_20240522160123664d98433fbba.png
図1. 運動時のアイススラリー飲用による深部体温(直腸温度)変化※3
※3 試験概要
対象者:運動習慣のある成人男性10名 試験デザイン:ランダム化非盲検クロスオーバー試験 試験食:32℃の飲料またはアイススラリー(-4℃の飲料)
暑熱負荷条件:室温32℃、相対湿度60%の環境制御実験室
運動負荷条件:ウォームアップ後、50%Wattmaxで20分間の自転車運動を3回実施し、その後80%Wattmaxでの自転車運動を疲労困憊まで実施。その後座位安静。
飲用条件:ウォームアップ後に試験食4g/kg体重を飲用し、3回の運動後にそれぞれ2g/kg体重を飲用(計10g/kg体重) 統計解析:Bonferroni法


【研究成果②】アイススラリーの効率的な冷却メカニズム
さらに当社では、以下の検討によりアイススラリーが高い冷却効率を持つことを確認しました。
人の体温に近い温水を冷やす速さを比較したところ、アイススラリーは氷や、凍らせた糖酸液(スポーツドリンクのような糖とクエン酸などを使用した飲料)よりも、速く冷やすことができました(図2)。

[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2698/88617/400_251_20240522160127664d9847bc900.png

図2.サンプル投入後の5秒間の温水の温度推移※4
※4 試験概要
試験サンプル:アイススラリー、凍らせた糖酸液、氷(各サンプルは氷として同量、同じ容器で冷凍)
試験条件:37℃±0.5℃の温水に各試験サンプルを投入し、5秒間の温水の温度推移を測定
試行回数:3回 統計解析:Bonferroni法

さらに、このアイススラリーの高い冷却効率が次の2つの特長と関係していることを確認しました。
1)アイススラリーの凍結時の微細な氷の構造
アイススラリーと糖酸液の凍結構造の画像を比較してみると、アイススラリーの氷の粒は非常に小さく、数多く存在していることがわかりました(図3)。そのため、アイススラリーでは周囲と氷との接触面積が広くなり、高い冷却効率を発揮できると考えられます。

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2698/88617/400_185_20240522160108664d98340dfdf.png

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