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東京家政大学の学生がいたばし総合ボランティアセンターで「こころカフェ」を運営 ― 地域住民が気軽に立ち寄ることができる居場所づくり

Digital PR Platform / 2024年5月22日 20時5分


 これらの目的やコンセプトに基づき、談笑ができるコーナー、コマ回しなどの昔遊びができるコーナー、工作ができるコーナーなどが設置され、参加者が自由に活動できる環境が整えられた。また、主に高齢者を対象としたスマートフォンの使い方のミニ相談会の開催なども、要望に応じて実施している。
 現在、参加者は下校後の小学生、20代の若者、子育て中の親と幼児、高齢者、地域の民生委員、障がい者など幅広い層からなり、居場所として定着しつつある。運営者である東京家政大学の学生は準備や交流を行うとともに、各コーナーで参加者と積極的にコミュニケーションを取っている。

 学生が自らコミュニティカフェを企画し、立ち上げ、運営する試みの意義は大きく、貴重な経験を得る機会ともなっている。その中で今後の課題としては、より幅広い層の参加者を得ることや、ゼミ生以外にも取り組みの担い手を広げること、持続可能な活動のための費用の獲得、開催日の拡大、SNSやウェブを含めた広報の充実やネットワーク形成などあげられる。
 2024年度には新3年生に活動が引き継がれており、これまでの成果を踏まえつつ、課題の解決も模索。新たな試みとして「わかもの時間こころカフェ」も行っている。

 現代社会において、子どもや若者にとって、家庭と学校以外の第3の居場所(サードプレイス)の必要性が指摘されている。しかし、それが確保されているとはいえない状況にある。その一方で、世代を超えた交流や地域での交流は減っており、大学生や若者のボランティアへの参加も少ない状況にある。
 こうした中で「こころカフェ」の取り組みが、子どもや若者から高齢者までを含む地域の人々に居場所を提供し、さらなる交流・活性化の契機となることを目指していく。


■学生の感想
 こころカフェの活動を通して、小学生から高齢者まで足を運んでくれたり、イベントを楽しみにしてきてくれたり、リピーターで来てくれる人も多くいたりして、毎月の活動にとてもやりがいを感じます。
 私はこの活動を通して、課題やニーズをきちんと把握してそれを行動に起こすことの大切さを改めて感じています。実際に活動を行っていて、「来てよかった」や「楽しかった」と言ってくれる方が多く、コミュニティカフェを地域に作る意味というのをすごく実感しました。
 まだまだこころカフェには改善すべき点が多くあると思います。本当にコミュニティカフェを必要としている人にもこの活動の存在を知ってもらうために、SNS活動をはじめ、呼びかけにもっと力を入れていきたいと思っています。

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