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「テルル」を含む食品摂取と高血圧の新しい関係

Digital PR Platform / 2024年5月28日 10時20分

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3.結論
本研究成果は、穀類/豆類等の特定の食品のリスクを提案するものではなく、食品に含まれるテルルにより誘発される高血圧のリスクを提案しています。今後、個別の食品に含まれるテルル濃度を、より慎重かつ継続的にモニタリングしていくことの必要性があります。


4.用語説明 
(*1)多変量線形回帰分析
複数の要因(例えば、年齢や性別など)による影響を加味した上で特定の事象(例えば、尿中テルル濃度)と結果(例えば、血圧)の関係性を調べる統計手法のひとつです。

(*2)食事摂取頻度調査票
特定の食品項目(例:ご飯、麺、大豆、野菜、魚肉など)が一覧になっており、研究参加者がそれぞれの食品や飲み物をどのくらいの頻度で摂取するかを選択肢から回答するアンケート。食生活に関連する研究や健康・栄養調査で広く利用されています。

(*3)媒介分析
媒介分析は、独立変数と従属変数の間に関係がある場合に、その関係が媒介因子(中間変数)を介してどのように影響されるかを検討する統計手法です。例えば、あるリスク因子と疾患との関係性を考えた際、リスク因子が疾患に直接的な影響を及ぼすのか、またはある因子の変化を介して間接的に影響を及ぼすかどうかを明らかにすることができます。媒介分析を用いることで、因果関係のメカニズムをより深く理解し、介在する因子の重要性を評価することが可能となります。


【論文情報】  
●雑誌名
Environment International

●論文タイトル
Elevated level of urinary tellurium is a potential risk for increase of blood pressure in humans and mice

●著者名・所属名 
Tomoko MISAWA a,b,†, Takumi KAGAWA a,d,†, Nobutaka OHGAMI a,d,e,
Akira TAZAKI a,d, Shoko OHNUMA d, Hisao NAITO a, Dijie CHEN a,d,
Yishuo GU a,d, Takashi TAMURA c, Kenji WAKAI c, Kimitoshi NISHIWAKI b, Masashi KATO a,d,*
† These two authors contributed equally to this work.
Departments of a Occupational and Environmental Health, b Anesthesiology,
c Preventive Medicine, Nagoya University Graduate School of Medicine, Nagoya, Japan. d Voluntary Body for International Health Care in Universities, Aichi, Japan. e Department of Hygiene, Fujita Health University, School of Medicine, Toyoake, Aichi, Japan.
      
●DOI
10.1016/j.envint.2024.108735






本件に関するお問合わせ先
学校法人 藤田学園 広報部 TEL:0562-93-2868 e-mail:koho-pr@fujita-hu.ac.jp


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