国際共同第2相試験で糖尿病治療薬チルゼパチドのMASH(Metabolic dysfunction-associated steatohepatitis)改善効果を報告
Digital PR Platform / 2024年6月12日 10時0分
研究費
本試験は、イーライリリー・アンド・カンパニーの資金提供により実施されました。
論文情報
タイトル: Tirzepatide for Metabolic Dysfunction-Associated Steatohepatitis with Liver Fibrosis
著者:Rohit Loomba、 Mark L. Hartman、 Eric J. Lawitz、 Raj Vuppalanchi、 Jérôme Boursier、 Elisabetta Bugianesi、 Masato Yoneda、 Cynthia Behling、 Oscar W Cummings、 Yuanyuan Tang、 Bram Brouwers、 Deborah A. Robins、 Amir Nikooie、 Mathijs C. Bunck、 Axel Haupt、 Arun J. Sanyal
掲載雑誌: The New England Journal of Medicine
DOI:https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2401943
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1706/89629/400_92_202406111623526667fb882bb59.jpg
用語説明
*1 MASH:2023年6月より、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれていた病態は、国際的にMASH(metabolic dysfunction-associated steatohepatitis)と病名が変更された。邦訳の正式名は現在検討中である。
*2 チルゼパチド:GIPとGLP-1の両インクレチンの作用を単一分子に統合したGIP/GLP-1受容体作動薬で、成人2型糖尿病患者の血糖値管理と長期的な体重管理のための第3相試験進行中。MASHなどに対しても臨床試験を実施中である。
*3 F2/F3:肝生検による組織評価で肝臓の線維化進展程度をF0~F4で評価する(F0:線維化なし、F1:軽度、F2:中等度、F3:重度、F4:肝硬変)。
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