【シュローダー】2024年6月 グローバル債券チームによる経済見通し
Digital PR Platform / 2024年6月12日 17時17分
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2027/89769/150_137_2024011712414065a74c74704fc.png
ジュリアン・ホゥダン
グローバル・アンコンストレインド債券チーム・ヘッド
グローバル債券やグローバル・クレジットを運用するグローバル・アンコンストレインド債券チームによる、マクロ経済環境見通しとポートフォリオへの示唆をご紹介します。
グローバル・アンコンストレインド債券チーム(以下、運用チーム)は、世界のさまざまな状況を分析し、現在のマクロ経済環境とその方向性を評価しています。
ソフトランディングシナリオをベースケースとして維持し、その実現可能性を引き上げた一方、ノーランディング・シナリオの実現可能性を引き下げています。これは米国経済減速の兆しが見え始めたことやインフレに関しても改善が見られたことを反映しています。
欧州のみか、米国も続くか?
欧州中央銀行(ECB)が6月に政策金利を引き下げ、英イングランド銀行(BoE)もそれに続くと可能性が高いとみています。もちろん、ECBやBoEも重要な中央銀行ですが、米連邦準備制度理事会(FRB)の動向が世界の金融市場にとって最も重要であることは明らかです。FRBが金融環境、コモディティ価格、為替動向などに与える影響を考慮すると、米国以外の中央銀行の金利の動向が、今後数ヶ月のFRBの動きに影響されないとは考えにくいでしょう。
米国経済成長の鈍化が継続すれば、FRBが年内に政策金利の引き下げを開始する道が開けるとみられます。
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2027/89769/700_315_202406121018446668f7745e9db.jpg
ノーランディング・シナリオの実現可能性が30%から20%に減少し、ソフトランディング・シナリオの実現可能性が上昇した主な理由として下記の2点が挙げられます:
1: 米国経済の減速: 5月に発表された消費者信頼感、離職率、新規失業保険申請件数等の指標は、第1四半期の労働市場の過熱が一時的なものであったことを示唆しています。しかし、特に流れを左右するのは非農業部門雇用者数であり、「コア」部門(ヘルスケア・社会扶助を除く民間部門)の雇用ペースの低下は、注目すべき兆候となっています。ただし、「コア」雇用者数は10万人近く増加し、総雇用者数も17万5,000人増加しており、労働市場は依然健全な状態と言えます。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「円安」時代の次は「ドル高」時代へ。ドル/円は今月160円も?
トウシル / 2024年11月12日 9時53分
-
米国大統領選挙:投資家への影響
Digital PR Platform / 2024年11月8日 10時0分
-
日本株は「徐々にレンジを切り上げる展開」を予想 ~先月の金融市場の振り返りと見通し【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフリサーチストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月7日 9時50分
-
NY市場サマリー(31日)米国株続落、ドル/円下落、2年債利回り3カ月ぶり高水準
ロイター / 2024年11月1日 7時11分
-
日銀が「円安放置」するなら、来月のドル/円は160円台も?
トウシル / 2024年10月31日 9時43分
ランキング
-
1日経平均株価が再度上昇するのはいつになるのか すでに「日柄調整という悪材料」は織り込んだ
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 9時30分
-
2自然界最強「ミノムシの糸」を製品化、スポーツ用品や自動車に活用へ…興和「化学繊維に代わる存在に」
読売新聞 / 2024年11月25日 10時50分
-
3「京急」「京成」に照準定めた旧村上ファンドの思惑 2006年の「阪急・阪神合併」の再現を想起
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 7時50分
-
4丸美屋「釜めしの素」回収 ゴキブリとみられる虫混入
共同通信 / 2024年11月25日 13時2分
-
5京都の老舗を支える「よきパートナー」という思想 自社だけでなく、客や取引先とともに成長する
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 14時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください