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日本初 グリーンエネルギーとIoTを活用したエビ養殖に挑戦 -- NEDO「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業」の実証運転を7月より開始 --

Digital PR Platform / 2024年6月13日 20時5分



ベトナム全土のエビ養殖場への展開を期待
 従来の養殖手法を行っている養殖事業者に、本システムを導入した場合、単位収穫重量あたり最大90%以上のCO2排出量削減が期待できます。
 また、エビ養殖の効率が向上することによる養殖事業者の売上増加や、これまで川や海に垂れ流しされてきた養殖汚泥をエネルギー源として有効活用することによる環境改善など、ベトナム社会におけるエビ養殖業を取り巻く課題解決へ大きく貢献することにも繋がります。
 メコンデルタ地域だけでも約5万社のエビ養殖事業者があるといわれ、本システムの活用により、ベトナムにおける大幅な経済効果もさることながら、世界有数のエビ消費国の日本にとって、より品質のよいエビの流通が可能になるという成果還元も期待できます。



各社の役割
- 裕幸計装株式会社
事業者として、事業におけるシステムの設計・構築、現場管理、ベトナム政府関係者との折衝、委託先および外注先関係者との調整など、事業全体を総合的に統括する立場にあります。

- 国立大学法人九州大学
エビ養殖の汚泥と近隣の未利用有機物であるレモングラス製油工場から出る抽出残渣を用いた効率的なメタン発酵法の確立を目指しています。また、1000㎥池での超高密度飼育で高い生残率を達成するために必要な要素技術を確かめるための試験をカントー大学、ならびに実証サイトで実施しています。

- 学校法人工学院大学
途上国で燃料電池の普及に貢献できる人材を育成している先進工学部機械理工学科白鳥祐介教授が、エビ養殖に燃料電池を導入した循環型モデルの発案者として、バイオガスで作動する燃料電池技術の確立に携わっています。 

- 株式会社インターネットイニシアティブ
エビ養殖における生産性向上において、IoTデバイスを使って養殖池の溶存酸素やpHなどの水質を計測します。また、IoTプラットフォームを設計、構築し、養殖池の水質データに加え、バイオガス発酵槽とSOFCの状態監視などを含むデータの保存、可視化を行うほか、データの閾値監視やアラート通知機能などのシステムも提供します。




<記事お問い合わせ先> 
裕幸計装株式会社 海外事業部 岩崎、岡部
TEL: 03-5720-3238 Email: info-international@yukokeiso.com
URL: http://www.yukokeiso.com/

国立大学法人九州大学 広報課
TEL:092-802-2130 Email:koho@jimu.kyushu-u.ac.jp
URL: https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/

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