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【中部大学】英語学習を支える性格が英語力向上につながることが判明--成しとげる力"L2グリット"の育成が国際化のカギ --

Digital PR Platform / 2024年6月24日 20時5分

コロナ後の訪日外国人の数は、順調に増加している。このようなインバウンド需要の回復と共に、実用的な英語に触れる機会も増え、英語で「おもてなし」をし、日本のカルチャーを紹介する力の重要性も高まっている。このような状況においてL2グリットの育成を目指すことは、自律性の高い学習者の育成につながり、国レベルでの英語力向上につながる可能性がある。



詳しい調査方法と結果・考察は、ケンブリッジ大学出版の専門誌『Language Teaching』(57号、274-289頁)に公開されている。本研究は中部大学倫理審査委員会の承認(番号:20220068)を得て実施された。

なお、日本では2020年4月から小学校での英語学習が本格的にスタートした。このことも日本人のL2グリットの強さを高める効果に表れることを期待したい。

*1 https://www.iibc-global.org/iibc/press/2023/p222.html
*2 https://search.usa.gov/search?utf8=%E2%9C%93&affiliate=ed.gov&query=grit





2.論文情報
雑 誌 名: Language Teaching
タイトル: Revalidation of the L2-Grit scale: A conceptual replication of Teimouri, Y., Plonsky, L., & Tabandeh, F. (2022). L2 grit: Passion and perseverance for second-language learning
著者:Hitoshi Mikami
DOI: 10.1017/S0261444822000544
URL: https://www.cambridge.org/core/journals/language-teaching

3.用語解説
注1 グリット(GRIT):
米国の心理学者アンジェラ・リー・ダックワースが提唱した、目標に向かってやり抜くことができる能力のこと。ダックワースによれば、長期目標の達成には、生まれ持った知能指数(IQ)や才能だけではなく、努力し続ける情熱が重要である。また、それらの精神力は、トレーニングで伸ばすことができるとされている。GRITは、①Guts(ガッツ:困難な状況に立ち向かう力)、②Resilience(レジリエンス:失敗にめげずに続ける力)、③Initiative(イニシアチブ:自分から行動する力)、④Tenacity(テナシティ:最後までやり切る力)の4つ頭文字からなる。

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