ボッシュ、ジョンソンコントロールズと日立から住宅および小規模商業施設向けHVAC事業を取得
Digital PR Platform / 2024年7月23日 17時38分
合弁会社ジョンソンコントロールズ日立空調を含め、ボッシュが買収を予定している事業の2023年度の売上高は合計約40億ユーロで、世界中に約12,000名の従業員を擁しています。今回の取引は、世界30カ国以上の16の製造拠点と12のエンジニアリング拠点を含みます。その製品ポートフォリオは住宅および小規模商業施設向けHVACソリューション全体を網羅しており、米国のYORK®およびColeman®、アジアの日立といった有名ブランドも含まれ、ボッシュが長期ライセンスを保有します。
ボッシュ・グループの戦略的成長イニシアチブ担当であり、今回の企業買収の責任者でもあるロバート・ボッシュGmbH取締役会副会長クリスティアン・フィッシャーがさらに付け加えます。「今回の買収で、ボッシュの成長は加速し、HVAC市場での売上は約90億ユーロとほぼ倍増する見込みです。新たに同僚となる人材とともに、この市場がもたらす大きなチャンスをつかみ、新規部門のさらなる成長につなげたいと考えています」。ボッシュは、技術の進歩、気候変動との闘いや新規制の導入により、世界のHVAC市場は2030年までに40%の成長を遂げると予測しています。「買収する事業はボッシュの中核事業に組み込まれ、お客様、機器の設置パートナー、従業員に恩恵をもたらします。さらに、ボッシュは過去に何度もブランドの統合を成功させ、統合後も投資を行うことでブランドを強化できることを証明してきました」と、フィッシャーは続けました。
ジョンソンコントロールズのCEOであるジョージ・オリバー氏は次のように述べています。「当社主要の住宅および小規模商業施設向けビジネスと優秀な人材は、ボッシュのポートフォリオを見事に補完します。ボッシュのリーダーシップのもと同ビジネスが成長し、お客様に革新的な製品とサービスを提供し続けるものと確信しています。今後のさらなる成功が、大変楽しみです」
株式会社日立製作所 執行役副社長兼コネクティブインダストリーズ事業統括本部長の阿部 淳氏は、次のように述べています。「世界的な空調事業を確立するうえで、ボッシュとの新たなパートナーシップは重要な一歩です。このダイナミックに成長する世界空調市場において、ボッシュのような欧州での暖房事業で強固な足跡と長年の実績を誇るグローバルプレイヤーこそ、歴史ある日立ブランドの世界空調ビジネスをより一層発展させるに最適なパートナーであると確信しています」
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