敬愛大学が9月28日に千葉敬愛学園創立100周年記念事業「千葉氏研究最前線」を開催 ― 千葉市の礎を築いた一族の歴史を辿る講演会
Digital PR Platform / 2024年7月25日 8時5分
敬愛大学(千葉市稲毛区/学長:中山幸夫)は9月28日(土)、講演会「千葉氏研究最前線」を開催する。これは、同大を運営する千葉敬愛学園の100周年記念事業の一環として行われるもの。平安時代の終わりから戦国期まで下総国(今の千葉県北東部等)を支配した千葉氏の歴史と発展過程について、京都女子大学の野口実名誉教授、千葉県教育委員会の石橋一展氏、酒々井町教育委員会の広瀬千絵氏らによる講演と発表を実施する。参加無料、要事前申し込み(応募多数の場合は抽選)。
千葉氏は、平安時代の終わりから戦国期まで下総国(今の千葉県北東部等)を支配した桓武平氏を祖とする一族。平安時代後期の大治元(1126)年に、千葉常重が大椎(現在の緑区大椎町)から現在の中央区亥鼻付近に本拠を移したことにより、千葉市の都市としての歴史が始まったと言われている。
敬愛大学ではこのたび、千葉敬愛学園100周年記念事業の一環として歴史シリーズ講演会を開催。「千葉氏研究最前線」と題して、地元・千葉市の礎を築いた一族である千葉氏の歴史とその発展過程に関する講演を行う。
基調講演「鎌倉幕府の展開と千葉氏―常胤から頼胤まで―」では、京都女子大学の野口実名誉教授が千葉氏初期の歴史について解説。鎌倉時代における千葉氏の本拠地千葉の状況や、今後の千葉氏研究の課題についても触れる。
千葉県教育委員会の石橋一展氏は「南北朝・室町期の下総千葉氏―その危機と発展をめぐって―」と題し、南北朝時代から室町時代にかけての下総千葉氏の歴史に焦点を当てて講演。また、最新の研究成果を基に、千葉氏の「危機」と「発展」についても解説する。
さらに酒々井町教育委員会の広瀬千絵氏は、戦国時代に千葉氏の本拠地であった本佐倉城の遺跡について、最新の発掘調査成果を紹介。「今よみがえる戦国千葉氏の本拠本佐倉城」として、戦国時代の千葉氏約100年間の歴史を解説する。
同講演会は、千葉氏の歴史に対する理解を深めるとともに、最新の研究成果を広く公開し、学術的な知見を深めることを目的とする。千葉氏の歴史に興味を持つ一般市民や学生に対しても、歴史学の魅力を伝える貴重な機会となることが期待される。概要は下記の通り。
◆千葉敬愛学園創立100周年記念事業 歴史シリーズ講演会「千葉氏研究最前線」
【日 時】 9月28日(土) 13:00~17:00(12:30開場)
【会 場】 敬愛大学 稲毛キャンパス2号館 2202教室 (千葉市稲毛区穴川1-5-21)
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