デロイト トーマツ調査、消費行動において約3割が「コスパ」「節約と贅沢のメリハリ」意識が増加したと回答
Digital PR Platform / 2024年7月30日 10時10分
図表2:商品カテゴリ別 昨年と比較した消費金額の変化
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サステナビリティへの取り組みに対する消費者の認知は年々上昇の傾向にあるが、「興味・関心がある」の回答は4割程度と横ばい、男女共に60~70代で興味・関心が比較的高い
サステナビリティの言葉や、その意味の認知度は年々向上の傾向にあるものの、「興味・関心がある」の回答は約4割と横ばいとなりました。興味・関心の回答を性別・世代別にみると、60~70代の女性、続いて60~70代の男性、40~50代の女性の順番で比較的多い傾向にあります。また商品購入時に「サステナビリティを意識して商品を選択している」の回答が、各商品カテゴリでわずかですが増加しています。一方で、前回同様に約7割が「サステナビリティを意識して商品を選択していない」と回答しており、その理由として、2割以上が「サステナビリティを意識した商品がわからない」と回答しました。
図表3:サステナビリティへの関心と消費行動
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コンシューマー企業のサステナビリティへの取り組みについて、約半数が「サステナビリティに取り組む企業を応援したいが、商品購入やサービス利用まで至らない」と回答
「サステナビリティに関して取り組みを行っている企業に対する意識」では、「サステナビリティに取り組む企業を応援したい」と63.6%の人が回答する一方で、実際にその企業の商品やサービス購入に至る人は14.6%でした。49%が「サステナビリティに取り組む企業を応援したいが、商品購入やサービス利用まで至らない」と回答し、昨年と大きな変化は見られませんでした。性別・年代別で見ると、女性の各世代では「応援したいと思い、その企業の商品購入やサービスを積極的に利用したい」の回答が増加傾向にあります。特に女性の60~70代では、約2割が「応援し商品やサービスを利用する」と回答しました。「応援したいと思わない」「興味がない」理由の上位は、「役に立つと思わないから」「実態が伴わず上辺だけの取り組みに感じてしまうから」などサステナビリティへの取り組み自体への意義を感じられないことが挙げられます。本レポートでは消費者が企業のサステナビリティの取り組みを食品ロス低減の値下げ、リサイクルBOXの設置といった店頭での具体策を見て評価する傾向も示されました。企業は、消費者がサステナビリティの重要性や自社の取り組みに共感し、購買に至るまでの施策を検討する必要があります。
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